2018年に登場したレースクイーンの中からファン投票で人気No.1レースクイーンを決定するGOODRIDE日本レースクイーン大賞2018。1月12日に幕張メッセで行われた東京オートサロン2019のメインステージで日本レースクイーン大賞の授賞式が行われ、2018年度の大賞受賞5人が発表された。
スーパーGTやスーパーフォーミュラ、スーパー耐久、D1GP、全日本ロードなど国内主要カテゴリーに登場した400名を超えるレースクイーンの中から100名がノミネートされ、ファン投票によって人気No.1レースクイーンを決定する日本レースクイーン大賞。
1月12日の授賞式が行われ、生田ちむさん、小越しほみさん、林紗久羅さん、林ゆめさん、藤木由貴さんの5人が2018年のGOODRIDE日本レースクイーン大賞受賞者に決定。そして、最も支持を集めた林紗久羅さんが2018年のグランプリに輝いた。
2018年で9回目の開催となる日本レースクイーン大賞。年を重ねるごとに、投票も盛り上がりを見せており、今年もレースクイーンとファンたちのアツいレースが繰り広げられていた。
そのレースを勝ち抜きステージに上がった5人。大賞にかけるアツい想いをステージ上でコメントしている。
■生田ちむ「これからはもっと自信を持ちたい」
2018年はスーパGTとスーパー耐久でModulo Pretty、スーパーフォーミュラではB-MAX Girlとして活躍した生田ちむさん。2017年に日本レースクイーン大賞を受賞した彼女は、2年連続の大賞受賞、そしてグランプリを目指し2018年の日本レースクイーン大賞に挑んだ。
レース情報を伝えるモータースポーツ・チャンネル(http://www.motorsports.ch/pc/index.php)でモースポ隊を務めた生田さん。モータースポーツの魅力にはまった彼女は、プライベートでも積極的にサーキットへ通い、ブログなどを通して初心者にもわかりやすくモータースポーツの魅力を伝えていた。
誰に対しても神対応な姿勢はさらにファンを増やし、彼女を2度目のステージへと登壇させた。
「今年で2回目の大賞受賞となります。たくさん応援してくださってありがとうございます。いいチームに恵まれて、いいチームメイトと一緒にレースを観戦するのが楽しかったです。たくさん学ぶことがあったし、自分が成長できることもあって最高のチームでした」
「ここまで連れてきてくださったファンの皆様、すごく感謝しています。2018年は、昨年大賞を受賞して、今年レースクイーン大賞に挑戦することを最初から決めていました。けど、投票が終わった後、結果を待っている数日間がずっとすごく怖くなってしまいました。プレッシャーに耐えられなくなることがありました。やっぱり大賞を獲るというのは難しいことだし、昨年獲れたからといって続けて獲れるとは思わないので、すごく不安でした。でもファンの皆さんは、私を信じてオートサロンのステージで待っているねとか絶対大丈夫と励ましてくれて、怖い気持ちが和らぎました」
「これからはもっと自信を持って、たくさんの方にモータースポーツを広められるような、そして皆さんに笑顔を届けられるようなレースクイーンになりたいと思います。この大賞を大切にしたいと思います」と生田さん。
惜しくもグランプリ受賞とはならず、悔し涙を流したが東京オートサロン閉幕後に自身のブログでその思いを綴り、再びグランプリを目指して頑張っていくことを宣言。2019年はどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみだ。
■小越しほみ「このステージに立てたのは奇跡」
2018年は歌って踊る人気レースクイーンユニットのD'stationフレッシュエンジェルズを務め、サーキットを駆け抜けた小越しほみさん。2010年のレーシングミクサポーターズとしてサーキットデビューした小越さんだったが、体調などによりしばらくはモデル活動などをしてサーキットから離れていた。
再び2014年にIA GIRL STARSとしてスーパーGTでサードのレースクイーンに復帰。徐々に人気を集め、2017年は人気ユニットであるD'stationフレッシュエンジェルズの一員に選ばれる。
その年の日本レースクイーン大賞を受賞した彼女。再び日本レースクイーン大賞にチャレンジするか迷っていたが、グランプリを獲って応援してくれるファンの笑顔が見たいと、シーズン前に奮起。2018年も人気チームの一員として躍動した。
これが最後のチャンスとシーズンを通して、コツコツと努力を積み重ね、2018年も見事に大賞受賞者として授賞式のステージに上がった小越さん。特別賞のテレビ東京賞も合わせて受賞した。
「一度だって獲ることが難しいこのレースクイーン大賞を、2年連続で受賞させていただいたことが本当にありがたく思います。私は、高校生の頃に大きな病気をして学校に満足に通えなかったり、体力も落ちてしまってみんなと同じように友達と遊ぶこともできなかったり、まわりのみんなに追いつけないことがありました」
「レースクイーン一年目も体力的に辛くてお休みしていました。復帰した時には、同期だった仲間のレースクイーンたちが人気になっていて、また追いつくことができなくて……。私の人生はみんなに追いつけない人生だなって辛い時期がありました」
「だけど、こんな私がずっと憧れていたD'stationフレッシュエンジェルズになることができ、2年間も忙しいフレッシュエンジェルズをやり切ることができて、このコスチュームでこのステージに立てたことが本当に幸せです。奇跡だなって思います」
「ここまで来るのに時間はかかったし、苦労もたくさんしました。努力もいっぱいしなければならなかったけれど、頑張ってこれたのは応援してくれるファンの皆さんが支えてくださったおかげです」とコメント。
授賞式後には、グランプリが獲得できずに悔しい想いがあふれ出し、その場から動けなくなるほど号泣していた彼女。この悔しさをバネに、今後もテレビ東京賞に相応しい活躍を見せてくれるだろう。
■林ゆめ「大賞受賞が私のゴールではありません」
2018年にPacific Fariesでレースクイーンデビューした林ゆめさん。講談社のヤングマガジンMFゴーストエンジェルも務め、「新くびれの女王」としてグラビア業界でも大注目だ。事務所の先輩である川崎あやさんに憧れてレースクイーン業界に入った彼女。
抜群のスタイルで、開幕前から注目の的となっており、5~6月に行われた日本レースクイーン大賞2018新人部門では見事にグランプリに輝いた。新人部門を受賞したレースクイーンがその年の日本レースクイーン大賞に挑むことは、あまり例がないことだ。
しかし、彼女はファンの声に応えるかたちで史上初の2冠を目指して日本レースクイーン大賞に挑むこととなった。
「新人部門のグランプリを受賞した時にそこで終わることも考えて、すごく悩んだのですが、やっぱりまわりのみんなの後押しもあって大賞も目指してみようと決意しました。同じ年に新人賞・大賞の両方でグランプリを獲ったレースクイーンは歴代でもいなくて、すごく不安だったけどみんなが応援してくれて、支えてくれて最後の投票までやりきることができました」と林さん。
“ザ・レースクイーン”のスタイルとアイドルの笑顔を持つ彼女。一気に日本レースクイーン大賞を駆け上り、見事に大賞受賞を果たした。
ステージ上で「2018年の日本レースクイーン大賞に選んでくださり、ありがとうございます。レースクイーン1年目で、たくさんの素晴らしいレースクイーンの方々がいる中で大賞に選んでいただけたことは、Pacificのチームの皆さんや関係者の皆さん、そして事務所のみんなや毎日応援してくれた皆さんのおかげだと思います」
「レースクイーンをやる前は、こういった賞レースの経験はなかったのですが、不安やプレッシャーがたくさんありました。毎日応援してくださる皆さんのおかげで最後まで頑張ることができました」
「大賞を受賞できたことが私のゴールではありません。応援してくださった方々に、これからさまざまな場面で活躍していく林ゆめの姿を見てもらえるように頑張っていきたいと思います」
レースクイーン一年目で新人部門グランプリだけでなく、日本レースクイーン大賞受賞という快挙を達成した林ゆめさん。これからさまざまなメディアでその魅力的な笑顔をみせてくれることだろう。
■藤木由貴さん「サーキットは私の大好きな場所」
2018年はZENTsweetiesとして活躍した藤木由貴さん。2015年にレースクイーンデビューすると人気を博し、翌年には日本レースクイーン大賞を受賞。「史上最高に可愛いレースクイーン」として各メディアに取り上げられる。
2017年からZENTsweetiesを務め、グランプリを目指して日本レースクイーン大賞に挑むも2年連続の大賞受賞に留まり、再び2018年にグランプリを目指して日本レースクイーン大賞に挑んだ。
「レースクイーンとしてやり残したことはない」と2018年の活動をもってレースクイーンを卒業すると発表していた藤木さん。そんな彼女をファンたちはグランプリ獲得を信じ、3年連続で授賞式のステージへと押し上げる。
「このステージからの景色を見るのは、ありがたいことに3回目になります。皆さんのおかげです。これが最後だと思うと少し寂しい気もしますが、私のレースクイーン4年間という素晴らしい人生の経験の中で、このステージに立たせて頂き、本当にありがとうございます」
「皆さんが覚えてくれてサーキットで“ゆっきーな”と声をかけてくれることが、毎回レースに行く度に支えになって、サーキットは私の大好きな場所になりました」
「2年目で大賞を受賞させていただいたり、いろいろなコスチュームを着せていただけたり、2018年も継続でZENTsweetiesを務めさせていただいたり、今日もすべての結果がいままでの頑張りだから胸を張っていっておいでと言ってくれる方がいたり、ゆっきーななら大丈夫と言ってくれた皆さんが、今日こうしてここでお会いすることができて、後悔なくレースクイーンを卒業することができます」
「4年間ありがとうございました。3回もレースクイーンとして最高のステージに立たせてくれて本当にありがとうございました」とステージでコメントした藤木さん。
惜しくもグランプリを獲得することができなかった藤木さん。授賞式後には悔しい思いを胸に隠し、清々しい笑顔を見せていた。モデルを目指し、レースクイーン業界へと入った藤木さん。彼女の笑顔をランウェイで見られることを期待したい。