2019年のスーパーGT300クラスにホンダNSX GT3を投入しUPGARAGE NSX GT3として戦うTEAM UPGARAGE。チームの指揮を執る石田誠エントラント代表兼監督は「今年は2勝以上を目標にシリーズチャンピオンを狙いたい」と王座獲得へ意気込みを示している。
2015年からGT300クラスに参戦を開始したTEAM UPGARAGE。当初はレーシングプロジェクトバンドウとコラボレーションする形でシリーズを戦ってきたが、2018年からは独自チームへ変貌を遂げている。
参戦当初からチームが使用してきたのはGT300マザーシャシーの86 MC。2018年の第1戦岡山では中山友貴と小林崇志のコンビでチームにとって初の勝利をもぎ取ってみせた。
2019年の参戦体制については東京オートサロン2019で発表されたとおり、マシンをマザーシャシーからホンダNSX GT3にスイッチ、ドライバーラインアップについては小林を継続起用するとともに、これまでGT500クラスを戦ってきた松浦を起用。GT500で優勝経験のあるふたりがタッグを組む。
「小林選手と一緒に走ることができるのもTEAM UPGARAGE加入要因のひとつであり、とても嬉しく思っております」と語るのは、2012年以来のGT300参戦となる松浦だ。
「今年から新たにTEAM UPGARAGEのドライバーとして走らせていただくことになりました」
「今回の体制は本気でシリーズチャンピオンを狙えると思います。皆さまの期待に応えられるよう精一杯取り組みますので、よろしくお願い致します」
UPGARAGEと組んで2シーズン目を迎える小林は「先輩である松浦選手とタッグを組むことができ充分シリーズチャンピオンを目指せる体制だと思います。お互いGT500クラスで優勝経験があり、他のGT300クラスにない強み」と意気込みを明かしている。
また監督を兼任する石田誠エントラント代表は「参戦5年目となり、昨年はRd.1岡山で念願の初優勝をしたが、今年は2勝以上を目標にシリーズチャンピオンを狙いたいと思います」と王座獲得へ意欲を示している。
エボモデルに改良されて戦闘力が向上するホンダNSX GT3とGT500で強さを発揮してきた小林/松浦の布陣で挑むTEAM UPGARAGE。昨年以上にシリーズをかき回す台風の目になることは間違いないだろう。