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ヒトラーの秘宝が巡った知られざる真実とは 『ヒトラーVS.ピカソ』ポスタ-&予告編公開

2019年01月21日 10:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 4月19日公開の映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』の日本ポスタ―版本ビジュアルと予告編が公開された。


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 本作は、ピカソ、ゴッホ、フェルメール、マティス、ムンク、モネなどナチスに弾圧され奪われた美術品と、それに関わる人々の運命を描いた名画ミステリー。1933年から45年にかけて、ナチス・ドイツがヨーロッパ各地で略奪した芸術品の総数は約60万点にのぼり、戦後70年以上経った今でも10万点が行方不明と言われる。なぜヒトラーは、美術品略奪に執着したのか。欧米で活躍する歴史家、美術研究家をはじめ、略奪された美術品の相続人や奪還運動に携わる関係者の証言を元に、ヒトラーの思想の背景と略奪された美術品が辿った闇の美術史に迫る。


 ポスタービジュアルには、ゴッホ、フェルメール、ブリューゲル、ロートレックら日本でもよく知られる名画の数々を背景に、ヒトラーを模した人物が不気味に配された。


 あわせて公開となった予告編では、当時ヒトラーが演説する姿やナチスを支持する人々の様子などが映し出され、「ヒトラーは、恐怖で世界を支配し、さらには人々の思想をも操ろうとしていた」というナレーションとともに、ヒトラーが“アーリア人の芸術は崇高で美しい”と語り、純粋なアーリア人による写実的で古典主義的な作品を擁護していたと解説。


 その一方で、ピカソ、ゴッホ、カンデンスキー、ムンクをはじめとした巨匠たちの名画が続々と登場。それらを堕落とみなし、強奪と破壊行為を繰り返していた事実とその真相に迫っていく。さらに、2013年にドイツ・ミュンヘンの老人のアパートで、行方不明だった1500点の芸術品が見つかった事件(グルリット事件)の真相ほか、美術品にかかわる人々の数奇な運命と、今も続く奪還プロジェクトに迫っていく。(リアルサウンド編集部)