ハイ・ダイナミック・レンジ(HDR)という言葉は基本的に写真用語だ。幅広い明るさを表示できるという意味だが、香港のスタートアップOrigem Audioが開発したイヤホン「Origem HS-3」は“HDRな音”を可能にする、とうたう。
独自のHDRアルゴリズムであらゆるレンジの周波数に対応し、クリアで迫力あるサウンドを楽しめるという。・グラフェンスピーカー採用HDRアルゴリズムでは、音の周波数を自動的にとらえて、より本来の音に近くなるよう最適化する。これにより、あらゆるジャンルの音楽を細部までクリアに、そして迫力ある音で楽しめるようになるとしている。
物理的には10ミリのグラフェンスピーカーを採用することで音場を25%広げている。・30分で充電完了その他の特徴としては音声操作に対応することが挙げられる。ボイスコマンドに対応するイヤホンは最近増えてきているが、それを使うにはまずタップして起動する必要がある。
しかし、Origem HS-3の場合は「Hello VoiceQ」と話しかけて起動でき、そのまま音声で曲の再生・停止や早送り、コールの受信などが操作できる。
また、急速充電もセールスポイントで、30分でフル充電が完了するとのこと。駆動時間は6時間となっている。
これだけの機能を搭載していながら、予定小売価格は99ドル(約1万1000円)とリーズナブル設定。しかも今ならクラウドファンディングサイトIndiegogoで59ドル(約6500円)~となっている。
出資は2月15日まで受け付けるので、音にこだわりたいという人は要チェックだ。
Origem HS-3/Indiegogo