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滝沢秀明、新会社社長就任でプロデュース業本格始動 ジャニーズJr.たちはどう変わっていく?

2019年01月20日 18:52  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2019年が幕を明けて17日目に、昨年末をもって芸能界を引退した滝沢秀明に関する大きなニュースが発表された。ジャニーズJr.の育成、作品・公演プロデュースを行なう新会社、株式会社ジャニーズアイランドが設立され、その社長に滝沢が就任したというものだ。


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 それと同時に、ジャニーズJr.ファンにとって驚く発表がふたつなされている。ひとつは、ジャニーズJr.ユニットのSnow Man、SixTONES、Travis Japanの3組が、3月に横浜アリーナで単独コンサートを開くこと。そのプロデュースも滝沢が手がけるのだが、自身が出演しないコンサートの演出を手がけるのは初めて。客観的な視点からプロデュースすることでどんな演出になるのか、期待が高まる。


 そして、もうひとつは、Snow Manのグループ改編だ。Snow ManはジャニーズJr.内ユニットの中でもトップクラスの人気を誇っている。2月に京都・南座、4月~5月に東京・新橋演舞場で上演される『滝沢歌舞伎ZERO』へ出演するなど、ジャニーズ舞台に欠かせない存在だ。これまで岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介の6人で活動していたSnow Manだが、今回関西ジャニーズJr.の向井康二、宇宙Sixの目黒蓮、少年忍者の村上真都ラウールが新たに加入することに。中でも、最年少となる15歳の村上は、「滝沢の秘蔵っ子」と銘打たれており、大抜擢となった。


 これらのニュースはジャニーズJr.ファンの間で賛否両論あったが、会社を立ち上げて体制を整えた上で本格的なプロデュースができることは、ジャニーズJr.たちにとって様々なメリットが生まれると考えられる。


 一つめは、クオリティの底上げ。社長に就任し、プロデュース業に専念する滝沢がいることは非常に心強い。入所当初からジャニーズJr.として華々しく活動し、かつ他のジャニーズJr.たちのリーダー役も務めていたセンスと実力は間違いない。しかも、直近までタレントとして表舞台に立っていたのである。元々、現在のジャニーズJr.たちはクオリティが高いメンバーが揃っているが、滝沢がすぐ側で指導していくことでもう一段階高みに登れるのではないだろうか。


 二つめは、ジャニーズJr.のブランド化。“株式会社ジャニーズアイランド”というジャニーズJr.専用のプロデュース会社ができたことで、今までよりも活躍の場は増えていくはず。Snow Man、SixTONES、Travis Japan3組による横浜アリーナの単独コンサートが良い例だろう。コンサートの他にも舞台やテレビ、映画などへの出演も増えていくかもしれない。「いつデビューしてもおかしくない、レベルの高いメンバーがたくさんいる」と世間からの注目もより集まるだろう。知名度も高まれば、本格デビュー後の活動にもプラスになる。


 三つめは、まだ見ぬ可能性の発掘。滝沢は、「メンバーの組み替えやユニット結成も積極的にやっていこうと思います」(引用:タッキー社長、始動 ジャニーズJr.育成へ:芸能・社会:中日スポーツ(CHUNICHI Web)と語っている。正直、Snow Manの改編は驚きがあったが、新しいメンバーが加わることで起こる化学反応が滝沢にはすでに見えているのかもしれない。そして、まだ本格デビューをしていないジャニーズJr.たちだからこそ、新しい可能性の追求ができるのである。


 この先も、大きく動きがありそうなジャニーズJr.たち。まずは3月の単独コンサート、そして新生Snow Manのお披露目に注目したい。(文=高橋梓)