『有吉ぃぃeeeee！』最新回前に『マリオカート8 デラックス』回復習＆『くにおくんザ・ワールド』予習

　ゲーム作品のオンラインプレイを通して全国の猛者と対決する『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない？』（テレビ東京系）は、今話題のeスポーツをメインテーマに捉えたテレビ番組だ。メインMCを務める有吉弘行をはじめ、アンガールズの田中卓志やタカアンドトシらがゲストの自宅を訪れ、個性豊かなゲーム作品を賑やかにプレイする。本稿では1月13日放送回のおさらいとして、YouTubeで視聴できるネット配信動画の見どころ、そして最新回で取り上げられる『くにおくんザ・ワールド クラシックスコレクション』について解説する。

（参考：アンガールズ田中『スマブラSP』の実況生配信で驚きの上達ぶり披露！）

喧嘩から友情が芽生えた田中卓志とタカのガチバトル動画
　1月13日放送回で取り上げられたのは、Nintendo Swtich用ソフト『マリオカート8 デラックス』。任天堂キャラクターが登場する人気レーシングゲームの最新作を用いて、番組中はオンライン対戦の模様が繰り広げられた。そうした本編とリンクする形で、テレビ東京公式Youtubeチャンネルには、喧嘩モードに突入した田中とタカのガチ対戦動画がアップされている。本編放送を視聴していないユーザーは、まずこちらの動画からチェックすると良いだろう。

　動画冒頭、「珍しく田中のせいでチームワークが……」と有吉が発言した通り、現場は田中とタカが衝突する一触即発のムード。冗談半分、怒り半分の奇妙な雰囲気を保ちながら、オンライン対戦前に2人が実力を競い合う身内対戦の火蓋が切って落とされた。

　レース開始直後、タカの操作するキングテレサと田中の操るマリオが先頭に躍り出る。両者ともカーブをドリフトで危うげなく曲がり、ミニターボで着実に加速する堅実なプレイを見せる。序盤はタカが1位をキープし、田中は2位につく形で展開していたが、レース2週目に突入した直後に田中の放った赤甲羅がタカにクリーンヒット。順位が逆転し、田中がトップに躍り出る。

　2週目も中間地点を過ぎレースが折り返しを迎える最中、タカは投擲アイテムのブーメラン片手に感情むき出しの反撃を試みる。しかしブーメランは思うように遠くまで届かず空振り。目立ったミスもなく走り続ける田中とは裏腹に、タカの焦りが見え隠れする後半戦に。

　しかし、レース3週目に突入した時点でアクシデント発生。後方を走るCPUの使ったゲッソーの効果により、2人の画面はイカ墨を塗られて視界が悪くなってしまう。さらに1位のプレイヤーを目がけて飛来するトゲゾー甲羅が田中にぶつかってマリオが大幅に減速。このチャンスを逃すまいとタカが後続をキープする。

　レース終盤、ゲストの鈴木奈々を含め「（勝つのは）どっちどっち!?」とギャラリーが興奮気味で見守る中、田中は追いつかれまいとボム兵をコース上に設置し、爆発でタカのキングテレサをスリップさせることに成功。両者の実力が拮抗するかと思われたが、タイマン勝負は田中の勝利で幕を閉じた。

　勝敗が決すると、「俺に勝ったんだから負けんじゃねえぞ」とエールを送るタカに対し、「タカさんの分もちょっと頑張ってきますね」と田中も返答。喧嘩から友情へと切り替わる、少年マンガのようなシチュエーションが展開された。

最新回『くにおくんザ・ワールド クラシックスコレクション』の魅力とは
　1月20日放送となる最新回では、PS4/Nintendo Switch/Xbox One/PC対応ソフト『くにおくんザ・ワールド クラシックスコレクション』が登場する。本作は『熱血硬派くにおくん』のクラシックス版11本、日本未発売の海外版シリーズ4本、そして同じく海外版『DOUBLE DRAGON』シリーズ3本を収録しており、一つのソフトで計18本のゲーム作品をプレイできる。全タイトル共通でオンラインプレイに対応しているので、全国のユーザーと手軽に対戦プレイも可能だ。

　『熱血硬派くにおくん』と言えば、1986年にアーケード筐体用ゲームとしてリリースされた作品。当初はオーソドックスなステージクリア型のアクションゲームだったが、『熱血高校ドッジボール部』や『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』など、スポーツゲームを中心に様々な派生作品が誕生している。その多くは1980年代～1990年代発売のものがほとんどで、30代～40代周辺のプレイヤーから今も根強く支持されているのが特徴だ。有吉やアンガールズの田中、タカアンドトシなど、番組には40代を回る出演者も多いので、ノスタルジックな気持ちでプレイする彼らの姿が見られるかもしれない。

　次回『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない？』のゲストは、池田美憂（みちょぱ）とプロレスラーの本間朋晃。名作ゲームをお題にどのような名場面が飛び出すのか、気になる方は忘れずにチェックしよう。

（龍田優貴 ）