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ドゥカティファクトリーが2019年のMotoGP参戦体制を発表。デスモセディチGP 19も初お披露目

2019年01月19日 04:31  AUTOSPORT web

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ドゥカティファクトリーが2019年のMotoGP参戦体制を発表。デスモセディチGP 19も初お披露目
1月19日、MotoGPに参戦するドゥカティ・チームがスイスのヌーシャテルで2019年シーズンの参戦体制を発表。ライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニロ・ペトルッチが登場するとともに、ドゥカティの2019年型MotoGPマシン、デスモセディチGP 19がアンベイルされた。

 今回ドゥカティ・チームが参戦体制を行ったのは、フィリップモリス社の研究所本部があるスイス ヌーシャテル。ドゥカティ・チームがこの地で体制発表を行うのは初のこととなった。

 チーム名にはタイトルスポンサーであるフィリップモリス社の新プロジェクト名『Mission Winnow』が付され、『Mission Winnow Ducati team(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ・チーム)』に。ライダーラインアップは既報のとおり、2017年から2年間続いたドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソの布陣から変更。ドヴィツィオーゾとペトルッチのイタリア人ライダーがそろい、イタリアンパッケージで挑むことになる。

 継続参戦するドヴィツィオーゾは、2019年シーズンで同チーム7年目を迎える。2018年シーズンは転倒などの不運もあってホンダのマルク・マルケスのチャンピオン獲得を阻止することはかなわなかったものの、マルケスの好敵手のひとりだったことは間違いない。

 2017年に続き、2018年もポイントランキングで2位を獲得したドヴィツィオーゾ。「勝つのは難しいけれど、2018年シーズン、僕たちはポイントランキング2位で終えることができた。とてもいいシーズンだったよ。戦闘力のあるシーズンだったと思う。いくつかのミスはあったけれどね」とまずは2018年シーズンを振り返ると、新しいシーズンへの自信をのぞかせる。

「今年は去年よりも自信があるし、また違ったシーズンになると思うんだ。これから(テストで)試すことがある。セパンでは新しいバイクに期待したいよね。ともかく、現時点での僕たちのレベルにはとても満足しているし自信があるんだ」

 そして2019年、ドゥカティ・チームへ新加入したのは、2018年シーズンまでドゥカティのサテライトチーム、アルマ・プラマック・レーシングから参戦していた、ペトルッチだ。2018年は第5戦フランスGPで2位表彰台を獲得するなど光る走りを見せた。ペトルッチはMotoGPクラス参戦8年目にして、ついにファクトリーチームのシートを手にした。

「バレンシアテストはとてもエキサイティングだったよ」と、ファクトリーバイクに乗った感想を語るペトルッチ。

「とても力強さがあった。いい感触を得ることができたんだ。リラックスはできなかったけれどね。セパンテストが待ちきれないよ。去年はあまりいいレースはできなかったけれど、今年はアンドレアがいるから、一緒にいい仕事ができると思う。(ドヴィツィオーゾは)このドゥカティ・チームでの目標だよ。彼とチームメイトになれてうれしい。とてもクレバーだし、すばらしいライダーだからね」

 ドヴィツィオーゾ、ペトルッチと新しい布陣で挑む2019年シーズン。そのふたりのライダーによって、ドゥカティファクトリーのMotoGPマシン、デスモセディチGP 19がお披露目された。

『Mission Winnow』のロゴが大きく配され、カラーリングが一新した2019年のデスモセディチGP。全体的に赤の配色が大きくなり、ドゥカティを象徴づけるようなマシンカラーとなった。

 新しい布陣とマシンで、ミッション・ウィノウ・ドゥカティ・チームのタイトル獲得に向けた2019年シーズンが幕を開ける。