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集いの主催者・サトシの滲み出る狂気 『十二人の死にたい子どもたち』高杉真宙の新写真公開

2019年01月18日 20:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 1月25日公開の映画『十二人の死にたい子どもたち』より、高杉真宙の新場面写真とメイキング写真が公開された。


参考:<a href=”https://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-286559.html”>高杉真宙、粗暴なアウトロー役でさらなる飛躍 『ギャングース』は2018年の集大成に</a>


 本作は、第156回直木賞候補作にもなった、『天地明察』『マルドゥック・スクランブル』などで知られるベストセラー作家・冲方丁の同名小説を実写映画化した、“安楽死”を求め廃病院へと集まった見知らぬ12人の死にたい“未成年たち”によって繰り広げられる密室サスペンス。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜の6人が出演するほか、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗の6人が、堤幸彦監督によって選ばれた。


 今回公開されたのは、高杉演じる【1番:サトシ】の場面写真。サトシは15歳・高校1年生で、“安楽死の集い”の主催者。あるサイトで“集団安楽死”の募集を行い、事前に選んだ者だけに電子ロックされたドアを開けることのできる暗証番号を記載した案内状を手配。金庫には参加者それぞれにあてがったナンバープレートを用意し、安楽死を提供する場として、朽ちかけた廃病院の一室に議論するための会議机と、12個のベッドを設置するなど、いかにも“怪しげ”な人物。手の込んだ集いの場までの案内に加え、集まった未成年たちに彼が課したルールが、“参加者の意見が全員一致”でなければ安楽死が遂行されないというもの。このルールに基づき、12人は13人目の招かざる客を巡り、推理と議論を重ね、息の詰まりそうな一室で心理戦を繰り広げる。


 儚げに笑みを浮かべ、真意を見せる隙を与えないサトシを演じた高杉は、2009年に舞台『エブリ リトル シング’09』で俳優デビューし、2013年には『仮面ライダー鎧武/ガイム』に出演。その後、主演映画『想影』や、映画『散歩する侵略者』などに出演し、昨年は映画『虹色デイズ』や『君が君で君だ』、ドラマ『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(フジテレビ系)など幅広いジャンルの話題作に出演した。


 予告編の最後で「死にたいとは、どういうことなのか、知りたくてたまらないんです」と、猟奇さを秘め印象深いセリフを静かに放っていたサトシ。先日公開された“12人の死にたい理由のヒント”が二字熟語で表されたキャラクター画像では、“実験”との言葉が添えられていた。不敵な笑みを浮かべ、掴みどころがない、彼の目的は一体何なのか。(リアルサウンド編集部)