ポルシェジャパン株式会社は、全国のポルシェ正規販売店において1月18日(金)より新型マカンSの予約受注を開始することを発表した。
新型マカンSには、新しい3リッターV6ターボガソリンエンジンが搭載される。このエンジンはセンターターボレイアウトを採用しており、Vバンク間に配置されたターボチャージャーと燃焼室の間に短いエグゾーストガス経路が設けられ、優れたダイレクトレスポンスが提供される。
新しいツインスクロールターボチャージャーは低回転域から大きなトルクを発生させる。またこのテクノロジーによってタービンホイールに排気ガスが供給され、過給サイクルのデメリットを大きく低減させる効果がある。1リッターあたりの最高出力は113PSから118PSに増加し、エミッション(大気汚染物質)も削減されている。最高出力260kW、最大トルクは480Nmと共に先代モデルを上回り、100km/hに加速するまでのタイムは5.1秒で、最高速度は254km/hに達する。
マカンのシャシーはスポーツカー特有のもので、前後でサイズ幅の異なるタイヤを装着しており、ポルシェトラクションマネジメントシステム(PTM)4WDを備えて最適化が行われている。フロントアクスルには、先代モデルではスチールコンポーネントが使用されていたが、新型マカンSではアルミ製スプリングフォークが採用された。剛性を高めた軽合金設計によりバネ下重量が低減され、ステアリングも正確になり快適な走行ができるようになっている。
なおオプションでは、ポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム(PASM)アクティブダンパーコントロール、最適化されたローリングピストンと新しいショックアブソーバー油圧システムを備えた車高調節式エアサスペンション、ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)が用意されている。
ブレーキにも最適化が施され、ペダルフィールが向上。ペダルは先代のスチール部品よりも約300g軽量化され、よりダイレクトなブレーキレスポンスが可能に。フロントブレーキディスクは直径360mm(先代比プラス10mm)、厚さ36mm(先代比プラス2mm)と大径で、スポーティなアプローチとなっている。ブレーキパッドも一新され銅フリーとなっているが、オプションでポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)を装着することも可能だ。
新型マカンSにはLEDヘッドライトが標準装備となり、オプションのポルシェダイナミックライトシステムプラス(PDLS Plus)によって配光をアダプティブに制御することもできる。新しい10.9インチのフルHDタッチスクリーン付ポルシェ コミュニケーションマネジメントシステム(PCM)も同様に標準装備で、リアルタイムで交通情報を得ることや、モバイル接続が可能。そのほかにも、Porsche Connectプラス(LTE電話モジュールとSIMカードリーダー付)、Wi-Fiホットスポット、および多数のPorsche Connectサービスが標準装備となっている。
その他のオプションとしては、トラフィックジャムアシスト、車内の空気の質を改善するイオナイザー、ポルシェ911のスタイルを反映するGTスポーツステアリングホイールなどがある。
新型マカンSの希望小売価格は、1月18日付で859万円。なおこの新型マカンSは、装備内容の充実した「テクノロジーエディション(1082万5000円~)」と「シュポルトエディション(1082万1000円~)」からデリバリーが開始される予定だ。
■新型マカンS希望小売価格(2019年1月18日付)
車種:マカン S
トランスミッション:7速PDK
ハンドル:右
メーカー希望小売価格(消費税込価格):¥8,590,000
お問い合わせはポルシェカスタマーケアセンター(0120-846-911)、ポルシェ公式サイトまで。