メルセデスF1のノンエグゼクティブチェアマンを務めるニキ・ラウダはイビザでの休暇中にインフルエンザにかかり、2018年末から入院していたが、このほどウィーン総合病院を退院した。
ラウダは2018年夏に行なった肺移植手術からの回復途中にインフルエンザに罹患した。
免疫と肺機能の低下があることから、医師団は彼をオーストリアへ空路搬送することを決断。インフルエンザ治療は細心の注意のもとで行なわれ、必要とされる期間を集中治療室で過ごした。
ウィーン総合病院の胸部部門責任者のウォルター・クレーペコ教授は、オーストリアの新聞社APAに対し、ラウダが退院したことを伝えた。
クレーペコ教授は、ラウダのインフルエンザ感染は危機的な状態をもたらしておらず、人工呼吸器の必要もなかったと付け加えた。
メルセデスF1チームはメルボルンでの2019年F1シーズン開幕戦において、ラウダをパドックに迎えることを待ち望んでいる。しかしオーストラリアへ向かう前に、医師からの許可を得る必要があるだろう。