映画『移動都市/モータル・エンジン』の日本語吹き替え版声優が発表された。
フィリップ・リーヴのファンタジー小説『移動都市』を原作とした同作の舞台は、60分で文明を荒廃させた最終戦争後の世界。荒れ果てた地を支配する巨大移動都市ロンドンが、捕食した都市の資源を再利用して人間を奴隷化することで成長し続ける中、1人の少女へスタ―が反撃へと動き出すというあらすじだ。製作、脚本は『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作などの監督作で知られるピーター・ジャクソン。監督はクリスチャン・リバース。CGIはWETAデジタルが担当。
今回発表された声の出演者は、主人公へスター役の石川由依、ヘスターと共に冒険の旅に出る青年トム役の島崎信長、巨大移動都市ロンドンで圧倒的な権力を持つ男ヴァレンタイン役の大塚芳忠、ヴァレンタインの娘キャサリン役の嶋村侑、キャサリンと共にロンドンの秘密を暴こうと奮闘するベヴィス役の下野紘、反移動都市同盟リーダーであるアナ役の朴璐美、へスターの命を狙う謎の追跡者シュライク役の大塚明夫。
石川は「どんなに過酷な状況でも目的を遂行するために熱く立ち向かうヘスターの強さや怒りを、しっかりと演じていきたいです」とコメントを寄せている。
■石川由依のコメント
都市が移動して、生き残りをかけて喰らい合う世界…
その設定を聞いただけでワクワクが止まりません!
弱肉強食の世界で、どんなに過酷な状況でも目的を遂行するために熱く立ち向かうヘスターの強さや怒りを、しっかりと演じていきたいです。
■島崎信長のコメント
戦闘員でも工作員でもない普通の青年であるトムが、何も分からぬまま危機的状況に巻き込まれるも、諦めずに必死に抗っていく姿がお気に入りです。
子供の頃からロード・オブ・ザ・リングが大好きで吹替え版を家族でよく見ていたので、まさか大人になって自分が声優として参加させていただけるなんて、とても光栄に思います。
モータル・エンジンも、吹替え版でも皆様に夢中になってもらえるように精一杯取り組みたいです。
■大塚芳忠のコメント
ヒューゴ・ウィーヴィングの益々渋く、益々ニヒル・・。
この超大作の中でまた彼の演技に当てられるなんて夢のようです!
ぜひご期待ください!!
■朴璐美のコメント
世界観の創り込みに鳥肌モノ!“都市が都市を喰う”ってキャッチコピーですけど、「あ、これは映画に取り込まれる作品だ」と、言っていいほど、映像も音もすべてがダイナミックでした。
今回の役を頂けて本当に有難いなと思うと同時に、「恐れずに変わらなきゃいけないな、(演じていても)自由にならなくちゃ」と感じましたし、観てくださる方の心を、作品を通じて鼓舞することができたら嬉しいです。
■嶋村侑のコメント
P・ジャクソン監督の新たな冒険ファンタジーに参加できて、とても光栄です。
私が吹き替えを担当したキャサリンは、主人公ヘスターと対極にいるお嬢様です。
でもやはり、現実と向き合う強さがあります。
この映画の見所は沢山あって、アクションは勿論ですが、私は移動都市ロンドンの生活にとってもわくわくしました。
この世界観を早く皆さんにも味わって頂きたいです。
■大塚明夫のコメント
プリミティブな存在なのに暴れて追ってくる彼の純粋な愛情を表現できるか、どう皆様に届けるか、とても難しかった。
呪いを背負った彼の思いをセリフに込め役になりきったので、まっすぐ物語へ入ってもらえると嬉しいです。
■下野紘のコメント
こんなにも壮大な作品に携われて、すごく嬉しいです。
べヴィスは少しひねくれてるけど、悪いヤツではないので、キライにならないでもらえると嬉しいです。(笑)
続編…あったらいいなぁ。そして、ベヴィスの出番、あったらいいなぁ。