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NTTが2019年からインディカー・シリーズの新タイトルスポンサーに

2019年01月16日 10:01  AUTOSPORT web

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北米インターナショナルオートショーでNTTとのタイトルスポンサー契約を発表したインディカー・シリーズ
インディカー・シリーズは、ベライゾンに代わる新たなタイトルスポンサーとしてNTTと複数年契約を結んだことを発表した。

 2014年からアメリカの携帯電話会社ベライゾンがタイトルスポンサーを務めていたインディカー。15日、北米インターナショナルオートショーで新たなタイトルスポンサーを発表。2019年からNTTインディカー・シリーズとして新たな時代を迎えることとなった。

 インディカーのCEOを務めるマーク・マイルズは、「この関係はパーフェクトだと思う。我々はグローバルブランドであり、レースについて考える時我々は国際的であるべきだと考えている」

「チームオーナーであれば、世界中からドライバーを選ぶ。それはNTTが我々を確認した方法のひとつだったと確信しているよ。我々はNTTを強大な技術を持った通信会社として認識している。インディカーの将来の成長について考えれば、技術開発より重要なことはない。我々のレース、そしてチームを駆り立てるものだ。パドックにいる誰もが使用可能なデータを必要としているんだ」

「平均2時間のレースで、5000万件のデータレコードをクルマから取り出している。NTTと一緒ならば、スポーツを成長させ、若いファンを魅了し続ける、有益なコンテンツを作成できる」とコメント。


 NTTはタイトルスポンサーとなるほか、インディカーの公式テクノロジーパートナーとしてインディカーのモバイルアプリの機能拡充やNTTが開発を進めるスマートプラットフォームなどをレースやサーキットに活用していく。

 NTTのグローバルビジネスの責任者であるNTTエグゼクティブバイスプレジデントの奥野恒久氏は、このパートナーシップが続くことを期待している。

「インディカーレースは、2年前にインディ500を勝利した日本人ドライバー、佐藤琢磨選手のおかげで日本でもより人気が高まっています。日本ではTVでスペシャル番組が放映され、佐藤選手は、インディ500を制して特別なものを見たと語り我々に感銘を与えてくれました」

「だから、個人的にもインディカーとほかのパートナーとの協力を通して、異なる何かを見られることを期待しています。そして、NTTはインディカーファンにエキサイティングな何かを伝えたいですね」とコメント。


 インディカー代表のジェイ・フライは、チーフスタッフのマーク・シブラと共に昨年9月にNTTと交渉をスタート。11月には東京を訪れ契約締結を進めていた。

「放送パートナーからチーム、プロモーターまでパドック全体に影響を与えるものだ。NTTのようなグローバルブランドと提携することを誇りに思わずにはいられないよ。心から感謝しているんだ」とフライ。

 2018年シリーズチャンピオンのスコット・ディクソンもインディカーとNTTのパートナーシップを理想的だと感じている。

「ふたつの階差がどうのように協力し合っていくのかは、ブランディングのためにも素晴らしいことになると思うし、推進しているよ。僕たちは世界で最も優れたレースをしている。そして、それをより推し進めることができるだろう。完璧な結婚だね。2019年のNTTインディカー・シリーズがキックオフするのを楽しみにしているんだ」とコメント。

 パートナーシップを記念して、奥野氏にはシリーズのロゴが入った特別なヘルメットがプレゼントされた。