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大河ドラマにしてほしい人物は誰?「源平、戦国、徳川、明治維新関連は飽きた」という声も

2019年01月16日 07:11  キャリコネニュース

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NHKが長年送り続けている人気コンテンツ、大河ドラマ。1963年に放送された第1作の井伊直弼を主人公に据えた『花の生涯』という作品から実に50年以上続いている。

僕は84年にやっと生まれたので、残念ながらこのドラマを見たことはないが、第1作目の舞台は幕末である。次いで『赤穂浪士』、『太閤記』と江戸時代、戦国時代と時代背景を変えつつ今日にまで至るわけだ。(文:松本ミゾレ)

「新選組は土方歳三や近藤勇ばかりなので、他の隊士にもスポットを当てて」

実は僕は大河に関しては少しうるさいところがあって、例によってオタク気質がここでも爆発してしまう。挙げるとキリがないが、好きな作品は非常に多い。

ごく一部だけ紹介すると、78年の『黄金の日日』。87年の『独眼竜政宗』。97年の『毛利元就』に、2001年の『北条時宗』。それから最近では、16年の『真田丸』あたりは最高に好みのドラマで、何度も繰り返して視聴している。僕がとにかく戦国時代あたりの、合戦が見所として挙げられている作品が好きなようだ。

大河の主人公を誰にするのか、というのはよく議論になるところなんだけど、先日、ガールズちゃんねるにて「大河ドラマにしてほしい人物」というトピックが立っていた。性質上、女性の意見が多いそうだが、その書き込みの中から、目立つ意見を紹介してみたい。

「長宗我部元親」
「沖田総司。新選組は土方歳三や近藤勇ばかりなので、他の隊士にもスポットを当てて欲しい」
「安倍晴明。もちろんCGバリバリ使って」
「(誰というわけではなく)平安以前ね。源平、戦国、徳川、明治維新関連は飽きた」
「松下幸之助。経営の神様と呼ばれた偉人の生い立ちをドラマにしてほしい。名言を散りばめたセリフなら学ぶこと多し」

ざっとこんな感じで、近代劇と時代劇、割といい感じでバランス良く挙がっていた印象だ。戦国や明治維新は飽きた、という書き込みもあったが、まあそういう人も多いのだろう。ちなみに、僕が個人的に大河ドラマの主役になってもらいたいと感じている人物は、大谷刑部と松永弾正だ。

今のところ賛否両論の『いだてん』 見どころは?

せっかくなので、放送スタートしたばかりの『いだてん』にも触れておきたい。2話までを観た人々の反応が結構割れているようで面白い。

今作で特筆すべきは2000年の『葵 徳川三代』以来の、主人公リレー方式が明言されている点だ。前半は日本人初のオリンピック選手となる金栗四三。後半は東京オリンピック誘致に向けて精力的に動く田畑政治。これに加えて、五代目古今亭志ん生の語りと、彼自身の半生も描写している。なんとも贅沢だ。

ただ、大河ドラマに合戦だとか、存亡だとか、そういったものを求めている層にとっては「ん~。朝ドラでやってよ」という思いもしてしまう。それに加えて、スポーツに毛ほどの興味もない人にとっては、訴求力が強いとはいえないような……。

あとは、志ん生役のビートたけしの喋りがちょっと聞き取りにくいのもストレスになっているという声も、ネットではチラホラ。一方で、脚本の宮藤官九郎に期待する声も当初からあったし、実際にドラマとしてしっかりと作られていて笑いどころがあるのも事実。

さらにはかつて東京オリンピックという一大イベントを肌で感じていた、またはその余波を知っているという年輩層にはウケがいいようで、ツイッターでも絶賛の声は少なくない。なにせ始まったばかりの大河だ。今後も楽しく視聴したいと思っている。