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ヴァシュロン・コンスタンタンが2通りの振動数を選べる新作モデル発表、パワーリザーブは65日間まで延長可能に

2019年01月15日 20:33  Fashionsnap.com

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トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダー Image by: VACHERON CONSTANTIN
スイスの老舗マニュファクチュール「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」が現地時間1月14日、ジュネーブで開幕した国際高級時計見本市(SIHH 2019)の新作モデルとして「トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダー」を発表した。価格は税別2,380万円(同日時点)で、今秋以降にブティック限定モデルの入荷を予定している。

 トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダーは、現代のアクティブなライフスタイルに合わせて開発された。最大の特徴として、時計の心臓部であるテンプが高速で振動するアクティブ・モード(5Hz、毎時3万6,000回振動)と低速振動のスタンバイ・モード(1.2Hz、毎時8,640回振動)を時計機能を損なわずに選べるシステムと、パーペチュアルカレンダー表示を瞬時に切り替えられるジャンピング式表示を搭載。パワーリザーブは65日間まで延長することができる。別々の振動数をもった2個のテンプを組み込んだのは、同ブランドの264年の歴史の中でも初めてだという。
 ケースはプラチナ製で、サイズは42mm、厚さは12.3mmとコンパクトなデザイン。ダークカラーでコーティングされたムーブメントのプレートブリッジにはコート・ド・ジュネーブの装飾模様に加え、NACという処理が施された。文字盤は18世紀の技法であるギヨシェ彫りとフロスト仕上げを現代的にアレンジし、表面に放射状のギヨシェ模様を刻み、サンドブラストで仕上げた。インデックスには18Kホワイトゴールド製を、ストラップにはグレーのミシシッピ・アリゲーターレザーを採用。クラシカルなケースに現代的な要素を落とし込んだ文字盤とムーブメントを調和させることで、同ブランドの歴史的な専門技術を表現したという。