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マルーン5やトラヴィス・スコットら、スーパーボウルのパフォーマーに決定

2019年01月15日 09:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

NFLが「スーパーボウル」のパフォーマーを発表(画像は『NFL 2019年1月13日付Twitter「It’s official: @maroon5 will take center stage at @SuperBowl LIII!」』のスクリーンショット)
テレビ中継の平均視聴率が40%を超え、全米が熱狂するアメリカンフットボールの優勝決定戦「スーパーボウル」。そのハーフタイムショーでパフォーマンスを行うのはアーティストにとって大変な名誉であり「成功の証」と言われている。昨年9月に2019年のパフォーマーは人気バンド「マルーン5」が抜擢されたと一部で報じられたが、このほど今年2月3日に行われる第53回スーパーボウルのハーフタイムショーのパフォーマーが正式に発表された。

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「スーパーボウル」は前半と後半の間のハーフタイムで、毎年豪華なアーティストがパフォーマンスを披露することで知られており、2017年はレディー・ガガが、2018年はジャスティン・ティンバーレイクが出演して、大いに盛り上げた。「スーパーボウル」はテレビ視聴率が高く、企業がインパクトのあるコマーシャルを流すことでも話題になるため、試合以外にもハーフタイムショーやコマーシャルの時間も視聴者の心を掴んで離さない。

そして現地時間13日、主催者であるNFL(National Football League ナショナル・フットボール・リーグ)が今年のパフォーマーは「マルーン5」が務め、ゲストパフォーマーとしてラッパーのトラヴィス・スコットとビッグ・ボーイ(Big Boi)が参加することを発表した。「マルーン5」はツイッターやインスタグラムにコンサート映像のプロモーション動画を投稿、第53回スーパーボウルのパフォーマーに抜擢されたことを報告している。

一方でゲストパフォーマーについては、決定に至るまでかなり難航したもよう。2016年に「サンフランシスコ・49ers」元クォーターバックのコリン・キャパニックが国歌斉唱の際に起立を拒否し、両腕を組み片膝をついて人種差別や警察官の暴力に抗議したため事実上追放されたスキャンダルに端を発する。このことから多くのアーティストがNFLと「関わりたくない」と考えているようだ。

そのような背景もあり、ゲストパフォーマーに決まったトラヴィス・スコットは社会的正義をサポートする非営利団体「Dream Corps」に対し、NFLとタッグを組み50万ドル(約5400万円)を寄付することを表明。「アーティストはインスピレーションを与える力を持っています。ですからスーパーボウルのハーフタイムショーのパフォーマンスを引き受ける前に、この大きな意味ある寄付に関してNFLとパートナーシップを結ぶことを確認したかったのです。Dream Corpsをサポートすることを誇りに思っていますし、彼らの活動が変化を促進し、インスピレーションを与えることができることを願っています」とコメントしている。

ちなみにスーパーボウルのハーフタイムショーに出演するパフォーマーには、基本的にギャラが支払われることはない。舞台装置や交通費など必要経費は支払われるものの、パフォーマー自身の懐にお金が入ることがないのが通例だ。

その他、ゲストパフォーマーについては「マルーン5」のヒット曲『Girls Like You』でコラボしたラッパーのカーディ・Bが候補に挙がっていると言われていたが、カーディが出演を決断することはなかった。また、リアーナやP!NKもオファーを断ったと伝えられている。

このようなことから、昨年9月に「マルーン5」がハーフタイムショーのパフォーマーとなることが一部で伝えられて以降「マルーン5」にそれを降りるようにとの署名運動まで開始され、1月14日の時点で8万5000人以上の署名が集まっている。とはいえ『Moves like Jagger』、『Payphone』などのヒット曲を持つ「マルーン5」のパフォーマンスを楽しみにしている人も多いことだろう。




画像は『NFL 2019年1月13日付Twitter「It’s official: @maroon5 will take center stage at @SuperBowl LIII!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)