誰からも好かれないのと、好きでない人ばかりに好かれるのとでは、どちらがキツイだろうか。全くモテないのも悲しいが、タイプでない人に好かれるのも困りものだ。
12月半ば、後者のケースで悩む女性が「変な男性にしか好かれない人」というタイトルでガールズちゃんねるに投稿した。20代後半のトピ主は、職場で待ち伏せされたり、面識もない人に目をつけられたり、セクハラおじさんにやたら絡まれるそうだ。それなのに婚活パーティーでは、自分がいいと思う人からの反応はなく、難ありの人からしか相手にされなかったという。こんな状況に、「変な人に好かれるくらいなら全く相手にされない方がいいです」とうんざり。
「よく自分と対等な人にしか相手にされないと聞きますがやっぱり本当なのでしょうか」
と問いかけた。(文:ツマミ具依)
「誰に対しても優しいんだと思う」「愛想よく対応してしまうせいでは」
トピ主の「自分も変なのでは」という憶測には、「類は友を呼ぶ」「だいたいそうじゃないかなあ。やっぱり周囲のカップル似た者同士だし」と厳しいコメントもあったが、それより、トピ主の性格に言及する人が多かった。
「誰に対しても優しいんだと思う。それを見て相手も俺にも優しくしてくれそうと勘違いするのかも」
「私もそういうタイプですが、おそらく原因は相手のことを変な感じがするから敬遠したいと思ってもそれを態度に出さずに愛想よく対応してしまうせいだと思います……」
にじみ出る性格の穏やかさが弱点になっているのでは?という分析だ。自信がなさそうな振る舞いをしていないか問う声も少なくない。自信がなさそうだと、男性から「自分でも相手をしてくれるかも」と見くびられることが多くなるようだ。
「華やかになったら寄ってこなくなった」「語尾を強めに言うだけで気が強く見られる」
掲示板には同じ様な経験したという共感する声もチラホラある。「駅で見知らぬ男性からチラシの裏に書かれた長文ラブレターをもらった」体験談や、「モラハラっぽい人やマザコンっぽい人に好かれる」と悩む人もいた。
対策として多く挙がったのは、印象を変えることだった。服装や見た目に意思を感じさせ、簡単には付け入れられない人を演出することで、変な男性を遠ざけようという工夫だ。いずれも効果を感じているというから、見た目の力は大きい。
「一番効果的なのは外見変えることと、話し方変えることだと思う。色が目立つ派手めな服着て、話し方は語尾を強めにするだけでだいぶ違うよ。とくに柄物はオススメ」
性格はなかなか変えられないかもしれないが、髪や服装、振る舞いで印象は変えることができる。自分らしさを失わない範囲で、前向きにセルフプロデュースしたい。