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指原莉乃、NGT48 山口真帆の事件に関して言及 「メンバーと運営の間に立つ人間は必要」

2019年01月13日 13:42  リアルサウンド

リアルサウンド

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 NGT48の山口真帆への暴行事件に関して、指原莉乃が1月13日放送『ワイドナショー』(フジテレビ系)内で言及した。


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 山口は、1月8日、9日にSHOWROOMの生配信やTwitterの投稿にて、12月8日に男性ファン2人から自宅玄関前まで押しかけられ、顔をつかまれるなどの暴行を受けたことを告白。運営側を批判する発言のほか、Twitterでは、「あるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人をそそのかしていました」というツイートもされている。加害者である男性2人は逮捕後、不起訴、釈放。運営のAKSが沈黙する中、10日に山口はNGT48劇場で開催されたグループの3周年記念公演に出演し、ファンへ謝罪。そのあとに、AKSがホームページでコメントを発表し、一部のメンバーが騒動に関与していたことを明かした。今後の対策には、全メンバーに防犯ベルの支給や、スタッフが自宅を巡回するなどとしている。


 コメンテーターとして『ワイドナショー』に出演した指原も、この事件に関しては彼女の配信映像で初めて知ったという。「運営側の全ての対応が酷かったように感じます。彼女に対する対応もそうですし、こうなってしまった全てが間違っているなと思います」と指原は運営の遅すぎた一連の対処に対してコメント。指原は1月11日に自身のTwitterで運営への不信感を露わにしており、「どうにかすることができなかったのかなと思うし、私が運営の批判めいたことを書いたことが、運営にガス抜きという風に、もういいのかなと思われるようなことは絶対にあってはいけないし、このまま有耶無耶にしては絶対にいけないことだと思う」と運営に対する続報を求めた。


 運営のコメントには「メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまったことを確認しました」とあり、山口本人の発言と事実が食い違っていることに関しては、「何が本当かは分からないんですけど、現状NGT48メンバーは警察が関わっている事件なので情報を出すことが制限されていて、ツイートもしていない状態なんです。誰かが疑われている子の話をしないと」とNGT48メンバーの置かれている状況を説明。帰宅時間を教えたと言われるメンバーについてネット上では様々な憶測が拡散されている。「断言されていないんです。犯人探しみたいになっていて、誰も発言できないから、その疑われている子も発言できないし、ファンも肯定も否定もできない状態になっています」とコメントした。


 再発防止策の防犯ベルについて指原は疑問を呈し、「その瞬間に引っ張って音が鳴ったとしても、警戒はできると思うんですけど、その場で誰がどうしてくれるのという感じじゃないですか。警備を強化して自宅まで送るようにしますとか、そういうほかの対処の仕方とか……全てが軽いように感じます」と運営の処置にも言及。続けて、「私が今回問題だと思ったのは、誰がトップで誰が仕切っているのか、私ですら分からない状態なんです。今回のコメントも誰の名前も出ず、誰が書いているのかも分からないコメントを中途半端に出した。こういう時に、誰がコメントを出して動くのか仕切らないと」と運営の体制の取り方にも厳しく話した。


 指原はAKB48、NGT48、HKT48の運営のスタッフはそれぞれ違い、その上にAKSがいるとMCの東野幸治らに説明。松本人志からの「スタッフの数は何人くらいいるの?」という質問には、「私もNGT48のスタッフの数は分からないんですけど、同じ姉妹グループのうちのHKT48は、マネージャーが全部で8人くらい。メンバーが50人くらいなので、数に間に合っていないし、絶対に1対1、もしくは2対1にはならないというか、数は足りてないです」とAKB48グループ全体に対してスタッフが少人数であることに触れる。HKT48の場合メンバーの送迎は「ある程度の場所まで送迎して、そこからは各自ということになっています」とし、家を突き止めようとすればできてしまうことを認める。「私も実際つけられていたこともありましたし、自宅はばれていたと思うので」とも明かし、自宅にファンが待っていたこともあるという。「私は何かされたということではないですけど、それでも怖かったので。絶対に私はメンバーの中にそんな人がいるなんて信じたくないし、本人の発信を待ちたいけど、情報をばらまいている人がいるのであれば、なんらかの処置、対処はしないといけない」と自身の考えを明らかにした。


 コメンテーターの古市憲寿や松本からグループ卒業後は運営側に回ったらどうかと提案されると、「今回の件があって、余計メンバーと運営の間に立つ人間が少なすぎるので、そのケアはこれからもしたいなと思ったんですけど、トップに立つ偉い人が仕切っても何もできない状況じゃないですか。私が立っても、少ない運営で、あれだけの人数なので、何もできないとは思うんです」と現体制の在り方に難色を示しながらも、「メンバーと運営の間に立つ人間は必要だと思ったので、これから関わり続けたいなと思いました」とコーナーを締めた。(向原康太)