1月24日に開幕する2019年シーズンのWRC世界ラリー選手権に挑むヒュンダイ・シェル・モビス・ワールド・ラリー・チームが2019年仕様のヒュンダイi20クーペWRCを初公開した。
ヒュンダイは2018年シーズン、中盤までチャンピオン争いをリードしたものの、シーズン後半はセバスチャン・オジエとTOYOTA Gazoo Racingの猛追を受け、悲願のタイトル獲得には手が届かなかった。
迎える2019年シーズンはティエリー・ヌービルとアンドレアス・ミケルセンを軸に、ダニ・ソルドと新たにチームに加わったWRCのレジェンド、セバスチャン・ローブをラウンドごとに交代して起用し戦っていく。
1月12日、イギリス・バーミンガムで開催中のオートスポーツ・インターナショナルで発表された2019年仕様のi20クーペWRCは、2色のブルーをメインとしたこれまでのカラーリングを踏襲。
しかしアクセントカラーとしてフロントグリルやフロントライトの周り、リヤウイングなどを縁取るようにレッドが取り入れられ、赤みが増した印象を受ける仕上がりとなっている。
今季から新たにチームディレクターを務めるアンドレア・アダモはWRC参戦6年目の目標を次のように語った。
「WRCにおける我々の目標はこれまでと変わっていない。マニュファクチャラーズタイトルとドライバーズタイトルの獲得だ。これはヒュンダイとヒュンダイNブランドの両者にとって重要なんだ」
「WRCの戦いは極めて僅差で、ライバルチームたちも勝利への強い欲求をもって新シーズンへ臨んでくるだろう。我々は14戦すべてでベストパフォーマンスを発揮できるようにしなくてはならない」
2019年シーズンのWRCは1月24~27日の第1戦モンテカルロで開幕。ヒュンダイはヌービルとミケルセン、ローブの3名を送り込む。