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東京オートサロン:無限ブースで目を引く『神眼』。製作期間1カ月、パーツ数は「数えきれない」

2019年01月12日 13:31  AUTOSPORT web

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東京オートサロン2019の無限ブースに置かれた『神眼』
1月11~13日まで千葉県・幕張メッセで開催されている東京オートサロン2019のなかで、一際目を引く展示がある。それが無限ブースに立っているロボット型の『神眼(SHIN-GAN)』だ。

 ホンダ車両向けのカスタムパーツなどの販売を手がける無限。モータースポーツに関しても国内ではスーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権、海外ではマン島TTレースなどに参戦している。

 そんな無限はカスタムカーの祭典である東京オートサロンに例年出展。レース車両やカスタムカーなどを展示しているが、2017年にはスーパーフォーミュラ用マシンであるSF14を垂直に立てるなど、驚くような展示を行ってきた。そして今回登場したのがロボット型の神眼だ。

 この神眼は無限が携わってきたレーシングマシンのパーツを使って製作されたもので、マン島TTを戦う神電シリーズのカウルや、スーパーフォーミュラのフロントウイングのほか、エキゾーストパイプ、ホイールなどで作り上げられている。

 無限の広報担当者によれば、「無限としていろいろなモータースポーツ活動をしていて、そのテクノロジーやマシンでモニュメントを作りたい」という考えが神眼製作のスタート地点だという。

「そこからロボットものの映画などを見て、『こういうのを作りたいよね』という発想がありました。お客様になにか楽しんでもらえるものを、というのがきっかけです」

 神眼のデザインはふだん、クルマのデザインなどを行っているというスタッフが担当し、製作にはおよそ1カ月の時間が掛けられたという。

 使用されているパーツの数については「数えきれないくらい。相当な数のパーツを使っていますよ。一番多いのは神電のパーツでしょうか」とのこと。なかなか目につきにくい背面や内側も作り込まれており、膨大なパーツ数となっているようだ。

 無限ブースではホンダ・シビックやSF14への搭乗体験なども行われているが、この神眼は一際異彩を放つ展示ということもあり、前を通る来場者が頻繁に足を止め写真を撮る光景が何度も見られた。来場者からの反応も良いようだ。

「驚きというか、“これはなんだろう”と思ってもらえれば。(無限を知ってもらう)きっかけになってくれればいいかなと思っております」

「毎年、同じようなものではなく、新たなもの、目に留まるものを(展示していきたい)。気にしていただかなければ始まらないと思うので。来年もなにかしら考えていきたいと思っています」

 ちなみに神眼というネーミングは、無限のアイコンとしてお馴染みの“目玉”が由来。ボディにはカメラも仕込まれていて、会場ではそのカメラが映し出す、“神眼から見える光景”がディスプレイに映し出される仕掛けも用意されていた。