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嵐 二宮和也、『ニノさん』で見せる柔軟性と順応力 演技経験にも通じるMCスキルに迫る

2019年01月12日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 嵐の二宮和也がMCを務める『ニノさん』(日本テレビ系)のスペシャル番組が、本日1月12日夜10時より放送される。


(関連:嵐 二宮和也、高いMCスキルはどう培われた? 『ニノさん』過去企画から考える


 今回の特番は『赤面!自分クイズ~人気芸能人の黒歴史大放出スペシャル~』と題し、ゲストの過去のブログやメール、インタビューなどの発言をクイズ形式で出題するというもの。2018年6月30日にも特番として放映された企画で、今回もゴールデン枠で1時間半番組として放送されることとなった。


 5人のディレクターが週替わりで企画を担当するという、通常のバラエティ番組とは大きく異なる特徴を持つ『ニノさん』。実験的なスタイルを取る番組の中では、ゲームやクイズ、そしてトークなど、様々なタイプの企画が展開される。視聴者にとっては企画が変わるごとに新鮮な気持ちで楽しむことができ、また、企画を通して二宮の新たな一面を垣間見ることもできる貴重な番組となっている。


 だが、全く異なる企画を毎回乗りこなしていくMCの二宮にとっては、高い順応力や柔軟性を試される場でもあるだろう。


 例えば、お笑い芸人や僧侶、霊感を持つミュージシャンなどが実体験に基づく怖い話を披露する企画、「平成アプデ怪談」。様々な身の毛もよだつ心霊体験で番組が盛り上がる中、二宮も心霊スポットでのロケの後に自身が実際に経験したという心霊話を披露し、話題をさらった。二宮の持ち前の表現力の高さとしゃべりの上手さによって、その恐ろしさは倍増。他の出演者や多くの視聴者を震え上がらせ、披露された数多くの心霊話の中でも存在感を示していた。


 また、「会員制ゲームラウンジ『クラブ・ド・ニノサン』」では、二宮のアイドルとしての、そして“ゲーム好き”としてのプライドが垣間見えた場面が話題に。そのきっかけとなったのは、振り付けを即興で覚えて披露し、正確さを競う「即興ダンスコピー」のコーナー。すぐさま振り付けをマスターして危なげなくクリアした二宮に、「さすが嵐」と絶賛が集まった。


 かつて「今まで続けてきたのってゲームと嵐くらいなんですよ」と語っていた二宮。彼のアイドルとしての誇りとゲーム好きらしい負けず嫌いが顔を覗かせた“神回”だった。


 「二宮和也と女が嫌いな女たち」や、今回スペシャル番組として放送される「赤面!自分クイズ」といったゲストとのトークがメインになる企画でも、二宮はその持ち前の順応力の高さを存分に発揮している。個性的なゲスト達のトークを鋭いツッコミと柔らかな物腰でコントロールし、番組全体の雰囲気をまとめ上げる手腕は、同じ嵐で高いMCスキルを誇る櫻井翔にも劣らない。


 『ニノさん』の中で発揮される二宮のMCとしてのスキルの高さや存在感は、彼の最大の武器ともいえる演技力の高さに通じるものがある。その多彩な演技経験によって、彼の柔軟性と順応力は培われたといっても過言ではないだろう。『ニノさん』という番組の面白さは、俳優としても高い評価を得ている二宮がMCだからこそ成立するものなのだ。


 今夜のスペシャル、そして今後の『ニノさん』でも、二宮ならではの柔軟性と対応力で視聴者を楽しませ続けてくれるに違いない。(五十嵐文章)