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顧客の意見を反映した商品を販売、三越伊勢丹がEC限定の新ブランド「アームインアーム」発表

2019年01月11日 18:13  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「アームインアーム」のアイテム Image by: FASHIONSNAP.COM
三越伊勢丹ホールディングスが1月11日、都内で2019年春夏シーズンの展示会を開催し、EC限定のSPAブランド「アームインアーム(arm in arm)」を発表した。デジタルネイティブな20代後半~30代のY世代の女性をメインターゲットに新規顧客獲得を図る。

 アームインアームは「あなたとわたしとみんなでつくるもうひとつの三越伊勢丹」をテーマに、顧客とともにデイリースタンダードなアイテムを作っていく「EC特化型・顧客共創型SPAブランド」として展開。今欲しいと思うアイテムや好みのスタイルをインスタグラムの「アンケート機能」などを通じてオンライン上で問いかけるほか、座談会を定期的に開催することで顧客の声を反映した商品開発を行う。また、素材選びや服作りの知見を持つ開発メンバーの意見を取り入れながら、ビッグデータを活用した売れ筋アイテムの分析、3Dサンプルシステムを導入することにより、大量生産・大量廃棄の削減、低価格帯での提供を実現した。
 2019年春夏シーズンはワンピースやトップス、スカート、バッグ、シューズなど、ウィメンズウェアと雑貨約200型をラインナップする。中心価格帯は4,990円~5,990円。1月30日にECサイトをプレローンチし、3月下旬の本格スタートを予定している。
 担当バイヤーの原怜子氏は、同ブランドについて「今まで三越伊勢丹をご支持頂いたお客様だけでなく、これまでお越し頂けなかった方達にとっても身近な存在になれたら」とコメント。今後の展開として、2019年秋冬にはリビング、2020年にはメンズやキッズの取り扱いを開始する予定だという。
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