フェラーリ・ドライバー・アカデミーの代表を務めたマッシモ・リボラは、2019年にフェラーリのレースドライバーとなるシャルル・ルクレールについて、若いころのフェルナンド・アロンソに似ているところがあると語った。
ルクレールは2018年にザウバーからF1デビュー、目覚ましい活躍を見せた後、フェラーリに起用され、2019年にキミ・ライコネンの後任としてセバスチャン・ベッテルのチームメイトを務めることになった。
新ペアは強力なラインナップになるものとみられるが、ルクレールに寄せられる期待はあまりにも高く、それがベッテルに混乱をもたらすことがあり得るとも考えられている。
リボラは2016年から2018年末までフェラーリの若手ドライバー育成プログラム、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの指揮をとり、2019年1月にMotoGPのアプリリア・レーシングのCEOに就任した。ミナルディ、トロロッソ、フェラーリでキャリアを重ねたリボラは、ベッテルやアロンソとともに働き、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのボスとしてルクレールの成長を間近に見てきた。
2019年からフェラーリはルクレールとベッテルを平等に扱い、21歳のルクレールにも勝利するチャンスを与えるものとリボラは確信している。
「フェラーリは両者(ベッテルとルクレール)に同じ機会を与えると信じているし、そう願っている。そして強い方が勝利するだろう」とリボラはLa Gazzetta dello Sportに語った。
「2019年はシャルルにとって見習い期間になる。だが、最初から勝ちにいくだろうことは間違いない」
ルクレールを高く評価するリボラは、彼は若いころのアロンソを思い出させると語った。
「私は2007年にベッテルがトロロッソからデビューした時と、2001年にアロンソがミナルディからデビューした時に、彼らと仕事をする機会があった」とリボラは語った。
「私がシャルルと同じ闘志を感じたのはフェルナンドだけだ。さらに彼は予選アタックで常に素晴らしいパフォーマンスを発揮する」