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「カルバン クライン」がニューヨークの旗艦店を閉店へ、新戦略でデジタル事業を強化

2019年01月11日 13:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

カルバン クライン公式サイトより
PVH Corp.の子会社のCalvin Klein, Inc.がニューヨーク時間1月10日、「カルバン クライン(CALVIN KLEIN)」の今後の戦略について発表した。

 新戦略では、コレクションライン「CALVIN KLEIN 205W39NYC」のリブランディング、デジタル戦略の強化、組織編成の3つを軸とする。
 CALVIN KLEIN 205W39NYCのリブランディングでは名称を変更し、デザインのアプローチやクリエイティブディレクションを刷新。カルバン クラインのメインラインや他ラインと連携する形で商品カテゴリーを見直し、市場の急速な変化に対応していくことで、伝統的なラグジュアリーファッションのビジネスモデルを発展させるという。またオムニチャネル戦略の一環として、ニューヨーク・マディソン街の旗艦店を今春に閉店することを決定。デジタル戦略では、消費者の動向などを専門的に分析するチーム「Consumer Marketing Organization(CMO)」を構築し、オンラインとオフラインの両方で新しい顧客体験を提供していく。また、北米エリアでのビジネス強化に向け、メンズのスポーツウェア部門とジーンズ部門の事業を合併し合理化を測るほか、リテールチームとEコマースチームを統合する。
 同ブランドは昨年12月、2017年フォールコレクションからチーフクリエイティブオフィサーを務めてきたラフ・シモンズ(Raf Siomons)の退任を発表。退任理由は、ブランド側とラフの今後の展開に対する方向性の違いとしている。