トップへ

ホンダが全日本ロードJSB1000の参戦体制発表。ファクトリー復活2年目のチームHRCは高橋巧を継続起用

2019年01月11日 13:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ホンダが全日本ロードJSB1000の参戦体制発表。ファクトリー復活2年目のチームHRCは高橋巧を継続起用
1月11日に幕張メッセで開幕した東京オートサロン2019で、ホンダが全日本ロードレース選手権JSB1000クラスの参戦体制を発表した。2019年も引き続き、チームHRCから高橋巧が1台体制で参戦する。

 2018年シーズン、10年ぶりにファクトリー体制を復活させ、チームHRCとして高橋巧を起用し、全日本JSB1000に参戦したホンダ。タイトル防衛はならなかったが、高橋巧はチャンピオンを獲得したヤマハの中須賀克行に続きランキング2位を獲得した。

 ファクトリー復帰2年目となる2019年シーズンも、チームHRCは高橋巧を継続起用。ワークスマシンのホンダCBR1000RRWを駆り、中須賀からのタイトル奪還を目指す。

 2018年シーズンを高橋裕紀、清成龍一の2台体制で参戦したKYB MORIWAKI RACINGは、2019年シーズンは高橋裕紀だけがエントリー。清成龍一は既報のとおり、スーパーバイク世界選手権(SBK)へMoriwaki Althea Honda Racingから参戦することが決定している。

 名門プライベーターチーム、MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaについては、JSB1000参戦2年目となる水野涼が変わらずエントリー。2018年に全日本参戦復帰したHonda Dream RT 桜井ホンダが、濱原颯道を起用することにも変わりはない。

 テルル MotoUP Racing Teamは秋吉耕佑が引き続き参戦するとともに、チームメイトに羽田大河が加わった。羽田は2015年から2018年シーズンまで、アジアロードレース選手権SS600クラスに参戦していたが、2019年は戦いの舞台を日本に移す。

 羽田が加わったことで、テルル MotoUP Racing Teamは2台体制となった。2018年はタイヤがブリヂストンに変更となり、秋吉が監督とライダーを兼任。2019年には羽田が加わることで、またチームに変革が生まれそうだ。

さらに、Team ATJから関口太郎がJSB1000にエントリー。長くJ-GP2クラスで活躍してきた関口だが、2019年シーズンに初めてJSB1000に初のフル参戦を果たす。

 全日本ロードレース選手権の開幕戦は4月6~7日、ツインリンクもてぎで開催される。2018年シーズンは中須賀がシーズンを席巻した。巻き返しをねらうホンダがチャンピオンシップをかき回すことができれば、間違いなく目が離せないシーズンとなるだろう。