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2019年国内モータースポーツがいよいよ幕開け。東京オートサロン2019のレース関連注目ポイント

2019年01月10日 20:01  AUTOSPORT web

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1月11日から開幕する東京オートサロン2019。モータースポーツファンにとっても見逃せないイベントになりそうだ。
日本のみならずアジア最大級のカスタムカーの祭典として、そして近年では国内モータースポーツの幕開けイベントとして恒例となっている、東京オートサロン2019がいよいよ1月11日(金)に開幕する。

 今年はどんな発表&イベントがあるのか。これまでにメーカーが発表した内容をまとめつつ、東京オートサロンが行われる幕張メッセの前日搬入日の現場から、モータースポーツ関連の事前トピックスをお届けする。

 国内モータースポーツの2019年の幕開けイベントともなっている東京オートサロン。今年は特にスーパーGT関連の話題がアツそうだ。スーパーGT視点で見てみると、大きく注目されるのは、ざっくり3つ。

 まずはホンダが2019年の国内モータースポーツのラインアップの発表をこの東京オートサロンの会場で行う。『Honda Racing 2019 キックオフプレゼンテーション』と名付けられた今回の発表では「モータースポーツ活動の体制発表」が行われるとされており、おそらくスーパーGTのGT500クラスとGT300クラス、そしてスーパーフォーミュラ、そして国内二輪関連のラインアップが明らかにされる見込みだ。なお、この様子はネットで生中継される。

 注目点のふたつめはトヨタ。TOYOTA Gazoo Racingのブースで行われるモータースポーツファン最大の注目と言えるのが、『GRスープラ スーパーGTコンセプト』の出展だ。これは2020年に登場予定のスーパーGT500車両ではないか……? と言われている。2020年のスーパーGT500クラスはドイツのDTMと完全共通のクラス1規定の下、新車両が導入されることになる。

 コンセプトモデルとは言え、それを見据えたであろうレーシングカーが他2メーカーに先駆けて、この東京オートサロン2019で公開されるというのだから、スーパーGTファンとして見逃せない。まだ未発売とは言え新型スープラをベースにしたレーシングマシンはNASCAR仕様、LM-GTE仕様と2種類が公開されているが、この『GRスープラ スーパーGTコンセプト』で3台目となる。その3台を比較してみても面白いだろう。なお、今回はグッドイヤーブースにNASCAR仕様が展示されているのでお見逃しなく。

 そして最後の3つの注目点は、GT300チームの2019年参戦発表。Cars Tokai Dream28の2号車、AUTOBACS RACING TEAM AGURI、TEAM UPGARAGEの18号車、そして新たなプリウスGTではないかされるapr、GOODSMILE RACING & TeamUKYOが新体制の発表や2019年仕様のカラーリングなどの発表を行う。

 すでに幕張メッセの搬入日の各ブースでは、明日の公開を控えたマシンがベールに包まれ、期待感&緊張感が高まる。今年はスーパーGTとしてのブースも用意され、2階コンコースにGT500の3メーカー各車両が展示されるなど、モータースポーツ色が高まっている印象だ。もちろん、スーパーGTだけでなく今年、新車両SF19を導入するスーパーフォーミュラもさっそく、インパルや無限、横浜ゴムのブースにSF19が展示されているのが確認された。

 さらにはブリヂストンブースやファルケンブースが凝ったデザイン&構成になっており、一見の価値あり。さらに今回、国際会議場はWRC世界ラリー選手権やD1グランプリのコーナーに特化してあり、2020年のWRC日本開催に向けた招致委員会のイベントも予定されている。さまざまなモータースポーツのカテゴリーに触れ合うことができるはずだ。

 東京オートサロン2019は明日1月11日から3日間、千葉県の幕張メッセで開催。2019年のモータースポーツがいよいよ幕を開ける。チケット情報等は東京オートサロンホームページ(https://www.tokyoautosalon.jp/2019/)