映画『麻雀放浪記2020』の主題歌をCHAIが担当することがわかった。
4月5日から公開される『麻雀放浪記2020』は、戦後復興期のドヤ街を舞台に、賭博麻雀を題材にした阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』が原案。東京オリンピックが中止になり、失業者と老人が溢れる2020年を舞台に、1945年からやってきた主人公・坊や哲らの麻雀での死闘を描く。坊や哲役に斎藤工がキャスティング。監督は白石和彌が務めた。
主題歌に起用されたのはCHAIによる書き下ろしの新曲“Feel the BEAT”。CHAIを絶賛する白石監督の提案により実現したという。CHAIが映画主題歌を担当するのは今回が初めて。
CHAIは主題歌について「哲の“絶対に俺はこれだ!”という一生懸命さと譲れない気持ちが『Feel the BEAT』のテーマになっています。誰かに聞いたり迷ったりするのではなく『言い切る!』という大事な気持ちは、哲にもあるしドテ子(もも)にもあるし、そしてCHAIにもあると感じて曲にしました。だから【思いっきりCHAI】な曲になっています!!映画の曲は初めてだったのでエンドロールで流れているのを想像しながら作ったのですが、合っていて嬉しかった(笑)!」とコメント。
白石監督は「CHAIのアーティストとしてのグローバルな活動と限りなく広がる世界観に一目惚れしてお願いしました。初めて会った時、CHAIのみんなは『どんな感じの曲がいい?』って優しく僕に聞いてくれたので、一生懸命説明するとキャッキャしながら『わかった!やってみる!』と言ってくれました。少しだけ不安を覚えましたが、上がってきた曲は超カッコよかったです」と明かしている。
あわせて“Feel the BEAT”を収録したCHAIのニューアルバム『PUNK』のジャケットと収録曲が判明。Bjorkやフランク・オーシャン、The xxらの作品を手掛けたエンジニアのマルタ・サロニ、DIIVやアート・リンゼイらの作品を手掛けたダニエル・シュレットがミックスを担当した楽曲や、多数のタイアップ曲を含む全10曲が収められる。ジャケットイラストはユウキ(Bass)が「新しい私、こんにちは!」をテーマに描き下ろしたもの。『PUNK』は2月13日にリリース。
なお本日1月9日にNHK総合の番組『クローズアップ現代+』でCHAIの特集「コンプレックスも武器になる?! ~時代は“ボディー・ポジティブ”~」が放送される。
■CHAIのコメント
この映画で描かれていることが本当に起きたらと考えると怖すぎる!深刻なことがコミカルに詰まっているけど、すごく現実的でヤバい。リアルに感じます。
哲(斎藤工)の「もっと命かけて麻雀やったらどうなんだ!」と言うセリフの熱さがすごくて、誰に対しても刺さる言葉・刺さる映画なんじゃないかなと思いました。ビシッとしなきゃ、ちゃんと生きなきゃ!と思いましたし、たくさん笑えて感動するから、何かに熱中したくなりました!
そして、哲の“絶対に俺はこれだ!”という一生懸命さと譲れない気持ちが「Feel the BEAT」のテーマになっています。誰かに聞いたり迷ったりするのではなく「言い切る!」という大事な気持ちは、哲にもあるしドテ子(もも)にもあるし、そしてCHAIにもあると感じて曲にしました。だから【思いっきりCHAI】な曲になっています!!映画の曲は初めてだったのでエンドロールで流れているのを想像しながら作ったのですが、合っていて嬉しかった(笑)!映画の最後にみんなの気持ちをグッと掴めるといいなと思います!
■白石和彌監督のコメント
CHAIのアーティストとしてのグローバルな活動と限りなく広がる世界観に一目惚れしてお願いしました。
初めて会った時、CHAIのみんなは「どんな感じの曲がいい?」って優しく僕に聞いてくれたので、一生懸命説明するとキャッキャしながら「わかった!やってみる!」と言ってくれました。少しだけ不安を覚えましたが、上がってきた曲は超カッコよかったです。その時『孤狼の血』のムビチケを渡したのですが、果たしてCHAIは見てくれたのか、今度会ったら聞いてみようと思います。CHAIありがとう!