ウイリアムズからF1に復帰するロバート・クビカは、2019年に結果を残すことができるかどうかについて、マシンの性能が大きく関わってくると考えている。
2011年のラリーでの大クラッシュにより負傷した右腕に制限があったものの、クビカはF1マシンを操縦できるという身体能力を証明し、2018年にウイリアムズの開発ドライバーの任務を1年務め、2019年のシートを獲得したのだった。
34歳のクビカは、2019年に自身を待ち受ける挑戦を受けて立つことができると疑いを持ってはいないが、彼の全体的なパフォーマンスには、この2年間F1で苦戦しているウイリアムズの作るマシンが大きく関わってくるだろう。
「難しい仕事だし、とても野心的な目標だが、僕は物事を軽く捉えたりしない」と、クビカはポーランドの『Przeglad Sportowy』紙に語った。
「うまくいくかどうか、僕がどれだけのことができるかは、マシンに乗った時の感触と、新マシンの状態による。マシンがどのように機能するかというのは、物事を単純にするか、複雑にするかに大きく関わってくる」
2018年シーズンを通して、ウイリアムズのドライバーは下位に留まっていた。ランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンは、2018年型マシン『FW41』の効率の悪い空力や、それ以外にもマシンの抱えていた弱点に常に悩まされていた。
テストに参加したクビカは直接マシンのトラブルを経験し、「マシンの欠点に対処するのは“踊れないパートナーとダンスをするようなもの”」と語っている。
「もしマシンがドライバーの期待するようなパフォーマンスを発揮できないと、スピードとラップタイムは話にもならない。マシンの感触はドライバーの仕事の妨げになってしまうんだ」