ライターの姫野桂さんが1月3日、金髪にして変わったことをツイッターに投稿した。「初対面の人や久しぶりに会った人にはまず髪色を突っ込まれる」と、話のタネになるという一面も挙げたが、多くは、
「・わざとぶつかってくる系のおじさんの被害にあわなくなった
・レジ待ちの列で後ろのおじさんから舌打ちされない
・満員電車でおじさんに蹴られない
・タチの悪いナンパにあわない」
と、迷惑行為の被害防止に繋がっているというものだった。9日現在、この投稿には約2万件のいいねが付いている。
口・舌にピアスしてゴスロリ着ていたときは「みんな避けて通ってくれた」
リプライには「そんなことをする人がいること自体にびっくりです」というコメントが多く寄せられ、姫野さんは「ストレスを弱そうな女性に向けるのでしょうね」と推測していた。
また姫野さんは口と舌にピアスをつけ、ゴスロリ風の服を着ていたときは「みんな避けて通ってくれました」という。一般的な企業だと許容され難い格好をして、近寄りがたい自分を演出することが自衛に繋がっていると感じているようだ。こうした考えに共感する人も多く、
「ロック系の皮ジャンも効果的です」
「昔、クルックルのスパイラルパーマにしたら、毎日遭ってた痴漢の被害に全く遭わなくなりました」
「ピアスを片耳2個以上つけると痴漢にもあいづらくなる」
といった声も寄せられた。20代男性からは、髪を明るくすると繁華街で客引きに声をかけられなくなったというコメントも寄せられていて、男女問わず派手な格好は自衛の手段のなりうるようだ。一方、金髪にしていたため、加害者に見られがちだったと嘆く人もいた。
姫野さんはリプライの中で、髪の色が黒かったときは被害を受けることが日常茶飯事だったと明かしている。そもそもは、迷惑行為のターゲットを見た目で決めるような浅ましい人たちの存在が問題だ。派手な格好をすることそのものは否定しないが、それが自衛に繋がる世の中というのは、改善の余地があると言えるだろう。