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フェラーリF1、メルセデス離脱のウェーレインを開発ドライバーに起用へ。さらなる人員補強も検討

2019年01月09日 07:31  AUTOSPORT web

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2018年にはDTMに参戦したパスカル・ウェーレイン
2018年までメルセデスと契約していたパスカル・ウェーレインが、2019年、スクーデリア・フェラーリの開発ドライバーに就任することが決まったようだ。

 フェラーリはF1のシミュレーター作業などをダニール・クビアトとアントニオ・ジョビナッツィに任せていたが、2019年、クビアトはトロロッソ・ホンダ、ジョビナッツィはザウバーとレースドライバー契約を結んだ。そのためフェラーリは後任を探していた。

 ウェーレインは長年メルセデスのサポートを受けてレース活動を行い、2015年にDTMでタイトルを獲得。F1ではメルセデスのリザーブドライバーを務めた後、2016年にマノーからF1デビューし、2017年にはザウバーで走った。しかし2018年にF1シートを失い、メルセデスとの契約がF1復帰の可能性を限定することもあり、2018年限りでメルセデスとの契約を終了した。

 2019年もF1のレースシートを獲得できなかったウェーレインはマヒンドラと契約し、2018/19年のフォーミュラE選手権に参戦することが決まっており、1月12日開催の第2戦でデビューする予定となっている。

 正式発表は行われていないものの、フェラーリはウェーレインを開発ドライバーに選んだと伝えられており、Planet F1によると今週月曜に彼はフェラーリの本拠マラネロを訪れたという。一方で、フェラーリはふたり目の開発ドライバーを引き続き探しているといわれる。

 2018年末、Auto Bildは、メルセデスで長年シミュレーター作業やテストを担当してきたウェーレインの起用はフェラーリにメリットをもたらすことが期待され、レースドライバーのセバスチャン・ベッテルも親しいウェーレインの加入を望んでいると報じていた。

 ベッテルはシミュレーター作業などにおける開発ドライバーの貢献に非常に助けられているとして、次のように述べている。

「彼らには本当に感謝している。(レースウイークエンドの)金曜夜に(シミュレーター作業という)あまり楽しくはない仕事を行ってくれている。特に若いドライバーにとってはわくわくする作業ではないと思うけれど、チームにとって重要な意味を持つ仕事だ」