映画『バイス』が4月5日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。
同作は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のチームが再集結したアダム・マッケイ監督の最新作。ジョージ・W・ブッシュ政権下で副大統領を務め、マッケイ監督が「トランプ大統領よりも悪だ」と語るディック・チェイニーの裏の姿を描く。原題は「副」「代理補佐」「悪」といった意味を持つ『VICE』。
チェイニー役にクリスチャン・ベール、チェイニーの妻役にエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレル、ブッシュ大統領役にサム・ロックウェルがキャスティング。プロデュースはブラッド・ピット(プランBエンターテインメント)が手掛けた。
チェイニーの20代から70代までを演じたベールは体重を約20キロ増やし、髪を剃り眉毛を脱色して撮影に挑んだという。マッケイ監督はベールについて「クリスチャン・ベール以外にこの役をできる人を思いつかなかったし、もし断られていたら、多分この映画を作ることはなかった」とコメント。今回の発表とあわせて日本語字幕付き海外版予告編が公開された。
なお同作は『第76回ゴールデングローブ賞』6部門にノミネートし、コメディ/ミュージカル部門男優賞をクリスチャン・ベールが受賞した。