トップへ

常盤貴子、『グッドワイフ』で日曜劇場19年ぶりの主演 セリフの多さに「今年はこれで納めても」

2019年01月07日 19:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 1月13日よりスタートする日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)のプレミアム試写会&舞台挨拶が、本日1月7日に丸ビル 7階丸ビルホールで開催。主演の常盤貴子のほか、小泉孝太郎、水原希子、北村匠海、賀来千香子、滝藤賢一、吉田鋼太郎、唐沢寿明が登壇した。


参考:<a href=”https://www.realsound.jp/movie/2019/01/post-301768.html”>『いだてん』『グッドワイフ』『3年A組』の日曜ドラマが本命に? 注目作揃いの1月ドラマ</a>


 リドリー・スコット製作総指揮でエミー賞やゴールデングローブ賞を受賞したアメリカテレビドラマシリーズ『The Good Wife』を原作にした本作。蓮見杏子(常盤貴子)は、夫・壮一郎(唐沢寿明)がスキャンダルで逮捕されたことにより16年ぶりに弁護士に復帰する。仕事のブランク、夫への疑惑、同期との再会と、子どものために、覚悟を決めて数々の困難に諦めず立ち向かう姿を描くリーガルヒューマンエンターテインメントだ。


 主演を務める常盤は、自身が演じる蓮見杏子のセリフ「弁護士としてはブランクだけど、16年間私は家事も育児もやってきて、それが無駄になっているとは思えない」というセリフが好きだと話し、「私も日曜劇場に19年ブランクがあるんですけど、一生懸命にやってきた仕事の数々を踏まえて、ここに立てているのかなと思います」と久々に日曜劇場に帰ってきた喜びを伝えた。


 小泉孝太郎演じる多田征大は、神山多田法律事務所の共同代表で、10数年ぶりに杏子と再会し事務所に誘うという役柄。「弁護士チームのチームワークが良くて、撮影に行くのが楽しみで仕方がない毎日を送ってます。この先、検察チームと僕がどこまで深く入っていくのかはまだ言えませんけども、検察側のみなさんと対峙する日を楽しみにしています」とチームの仲の良さをアピールした。同じ、弁護士チームとして登場するのは、事務所のパラリーガルでミステリアスな円香みちる(水原希子)、杏子と同じ仮採用の若手弁護士・朝飛光太郎(北村匠海)、神山多田法律事務所の共同代表・神山佳恵(賀来千香子)。北村は、「吉田鋼太郎さん、小泉孝太郎さん、そして朝飛光太郎といったところで、役の中では3人目の“コウタロウ”を演じています」と話し、会場の笑いを誘った。


 ドラマは弁護士チームと検察チームのストーリーが進行していき、雰囲気も明暗が分かれているのが特長だ。東京地方検察庁特別捜査部員で、壮一郎の取り調べを担当することになる佐々木達也を演じる滝藤賢一は、和気藹々とした弁護士チームの雰囲気を羨ましがりながら、「我々検察チームはギスギスしておりまして。先ほど唐沢さんが検察チームにもコメディ要素を入れてやっていかないかという話があったので、本当に小さく入れていこうかなと思って、そういうところも楽しんでください」とコメント。


 吉田鋼太郎は、開口一番に「小泉孝太郎です」と北村のコメントに天丼で返し、小泉からツッコミを受けながらも、「朝飛光太郎を演じます吉田鋼太郎です」とさらにボケを重ねる。吉田も検察チームの雰囲気について「口数も少ないんですけども、取り調べでカットがかかるので、間があるんですね。その沈黙に耐えきれない唐沢が、ガチョーンって言うわけです。あれやめてもらっていいですか?」と冗談交じりで頼み込む場面も。壮一郎を演じる唐沢は「お待たせしました! 真田広之です」と親交が深く公認の挨拶だという真田の名前を出し、「本当にギスギスしてます。いかに女性が一人いると助かるか」と検察チームの雰囲気に言及。吉田や滝藤のモノマネを交え会場の爆笑をさらう中、「一刻も早く常盤ちゃんの元に帰りたいっていう気持ちでいっぱいなんです」とストーリーをなぞらえながら、女性陣との共演を懇願していた。


 19年ぶりの日曜劇場への復帰について常盤は「正直そんなに経ったのかなという感じなんですけども、平常心でやらせていただけています。10話で終わりなんですけど、台本も8話まで上がっていて、すごく順調で気負うことなく、気持ち穏やかにやらせていただいています」と撮影快調をアピール。一方の検察チームから吉田が「唐沢さんとは付き合いが長いので、緊張が強いられる現場では2人で会話をして、なるべく集中力を高める工夫をしています。車の話が多いね」と楽屋での雰囲気を明かすと、それに唐沢が「車、あとは女……いろんなことですよ、大まかに言うとね。今、2つしか出ませんでしたけど」と会場を和ます。それに滝藤も「僕は2人が話しているのを聞いてケラケラ笑っているだけです」とコメントした。


 2019年のスタートを飾るドラマということで、今年の抱負を聞かれたキャスト陣。常盤は「人生の中で、こんなにセリフを喋ったことがないくらいなので、今年はこれで納めてもいいんじゃないかと思っているんですよね」と話し、唐沢は「僕ら仕事をするには作品、スタッフ、監督、キャスト、全てに恵まれないとうまくいかないので、そういう意味ではラッキーな出だしだなと感謝しております。一歩一歩トム・クルーズに近づけるように……」と最後まで会場の笑いを誘っていた。最後にコメントを求められた常盤は「素晴らしいキャストと一流のスタッフと作っている『グッドワイフ』は、明日が楽しみになる内容で、爽快でご家族みんなで楽しんでいただけるドラマだと思います」と会見を締めた。  (取材・文・写真=渡辺彰浩)