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英国人デザイナーのジョー・ケイスリー・ヘイフォードが逝去、3年前からがんで闘病

2019年01月07日 15:32  Fashionsnap.com

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「ケイスリー・ヘイフォード(Casely-Hayford)」が、ブランドの創業者でクリエイティブディレクターを務めていたジョー・ケイスリー・ヘイフォード(Joe Casely-Hayford)が逝去したとインスタグラムの公式アカウントで発表した。享年62歳。3年前からがんを患い、闘病生活を送っていた。

 ジョー・ケイスリー・ヘイフォードは1956年生まれで、1984年に自身のブランド「ジョー ケイスリー ヘイフォード(Joe Casely Hayford)」をスタート。その後はデザイナー業と並行してザ・クラッシュ(The Clash)やU2といったバンドの衣装を担当し、2005年からサヴィル・ロウの老舗テーラー「ギーブス&ホークス(Gieves&Hawkes)」のクリエイティブディレクターを務めた。2007年には大英帝国勲章が授与された。
 2009年に息子のチャーリー・ケイスリー・ヘイフォード(Charlie Casely-Hayford)とともに立ち上げたケイスリー・ヘイフォードでは、サヴィル・ロウのテーラリングなどイギリスの伝統と技術をベースにしたメンズウェアを発表。2017年秋冬シーズンからはウィメンズも展開し、2018年10月にはロンドンのチルターンストリートに初の店舗を出店した。ブランドは今年で10周年を迎える。
 公式インスタグラムでは、故人の写真とともに「40年にわたり彼は、時代の先駆者であり続け、創造的で革新的な存在でした。彼が世界に与えた影響は、決して忘れることはないでしょう」と追悼コメントを投稿している。
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