メルセデスF1トップのトト・ウォルフは、バルテリ・ボッタスが2020年以降もチームに残るために達成すべき目標を与えた。
ボッタスは2018年シーズンは好調なスタートを切り、その一貫性のある走りで序盤はタイトル獲得候補と見られていた。
しかし不運とパフォーマンスの不調により、ボッタスは夏の間にチームメイトのルイス・ハミルトンから徐々に差をつけられ、チーム内においてサポート役に甘んじることになっていった。
ウォルフは2018年にボッタスに不運が続いたことを認識している一方で、2019年はパフォーマンスを向上させなければならないと主張している。メルセデスのリザーブドライバーであるエステバン・オコンが、後に控えていることもあるからだ。
「バルテリは来シーズンに、自分がどの位置につけるべきかを正確に分かっている。彼はすべての悪運を退け、ルイスと同じレベルでパフォーマンスを発揮する必要がある」とウォルフは語った。
「それが2020年に必要とされていることだ。彼はそのことをよく分かっているし、それだけの力がある」
5度のF1世界チャンピオンであるチームメイトと肩を並べるのは、ボッタスにとっては厳しい注文だ。ハミルトンは勝負のレベルを上げ、その勢いを保つと予想されるからだ。
しかしウォルフは、ボッタスには次のレベルにステップアップする能力があり、ハミルトンと互角の戦いができると確信している。
「キャリアとパフォーマンスの全盛期にある5度の世界チャンピオンを打ち負かすのは非常に難しいことであり、バルテリもそれを分かっている。しかし私は彼にはその力があると考えている」
「彼は勝てると思う。2018年シーズンに何度か彼はそれを証明してきた。しかし彼は不運に見舞われたり、勝つことができないポジションにいた」
「それが前向きな勢いに変わり、チャンピオンシップを賭けて走ることができれば、バルテリはタイトルを獲ることができると考えている」