KTMカーズジャパンは1月7日、2019年からKTMクロスボウGT4を日本に初導入すると発表。FIA-GT4で争われるピレリ・スーパー耐久のST-Zクラスにフル参戦することを明らかにした。
KTMクロスボウGT4はオーストリアの二輪メーカーであるKTMが初めて手がけた四輪自動車『KTM X-BOW』をベースとしたレーシングマシン。改造範囲が制限され安価なコストが魅力となっているGT4マシンのひとつだ。
このクロスボウGT4はこれまで、オーストラリアGT選手権やドバイ24時間、2018年のブランパンGTシリーズ・アジア中国ラウンドなど、海外では数多くのレースに参戦している。
2015年からKTMカーズジャパンとしてクロスボウ市販モデルの正規輸入販売を行っているエスシーアイ株式会社は、海外でポテンシャルを発揮しているクロスボウGT4を国内初導入するとともに、スーパー耐久のST-Zクラスへ参戦し、クラスチャンピオン獲得を目指す。
また、各サーキットには市販モデルのクロスボウも持ち込み、プロモーション活動も展開するという。
起用するドライバーは飯田太陽、加藤寛規、高橋一穂、濱口弘とスーパーGT参戦経験が豊富な強力布陣で、メンテナンスは株式会社童夢が担当する。エントリーチーム名は『KTM カーズジャパン』、車両名は『ケーズフロンティア SYNTIUM KTM』となる。
近年はアジア圏の強豪チームからも注目が高まっているスーパー耐久参戦については、本国のKTMスポーツカーGmbHからも強い関心が寄せられているという。強力ラインアップで挑むクロスボウGT4は、国内デビューイヤーから台風の目となりそうだ。