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オリベイラ、ニッサンからの離脱を公表「感謝の気持ちで新しいチャプターに」

2019年01月04日 16:51  AUTOSPORT web

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ニッサンからの離脱を公表したジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ
2018年はフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rをドライブするなど、長年ニッサンからスーパーGTに参戦してきたジョアオ-パオロ・デ・オリベイラが、ニッサンから離脱することを自身のTwitter(@JPdeOliveira)で公表した。

 オリベイラは2005年に来日し、2006年からはイエローハットYMSトミカ Zをドライブ。以降スーパーGTでは、12年間フェアレディZやGT-Rなど、ニッサンのマシンを駆り一貫してGT500クラスに参戦。2007年セパンでのKONDO RACINGのGT500初勝利をはじめ、星野一義監督の信頼を得てTEAM IMPUL移籍を果たしてからはタイトル争いも展開するなど、ニッサンの中心的ドライバーとして活躍してきた。

 そんなオリベイラだが、1月3日に自身のTwitterを更新。英語、日本語、そして母国ブラジルのポルトガル語で「応援してくださる皆さまへ」と題したメッセージを掲載し、ニッサンからの離脱を発表した。

「この13年間、ニッサンでレースを続けてきましたが、今そのチャプターを終える時がきました。数々の素晴らしい想い出とともに、一生の友人も得ることができました。それを宝物に、感謝の気持ちで、新しいチャプターに目を向けています」とオリベイラは綴った。

「2019年も始まり、私は今シーズンも引き続き走れるよう、前向きに奮闘している最中です。チャレンジ精神は常にあったのですが、正直ここまでのやる気を感じているのはひさしぶりです。揺るぎない自信とオープンマインドを持ち続ければ、この先の未来を楽しみに変えていけると感じています」

「すべての友人、ファンの皆さま、サポーターの方々、これまで支え続けてくださったことに、感謝の気持ちで一杯です。またすぐ皆さまに良い報告ができるよう、今は自分がやるべきことに一生懸命取り組んでいきたいと思います」

 2019年のスーパーGTに向けてニッサンは多くのドライバーを招いてのテストを行ったとされており、すでにその陣容は固まったと言われている。一節にはすべてのチームが日本人ドライバーと外国人ドライバーの組み合わせで、4台のうち昨年GT500に一戦も参戦していなかったドライバーも3名ほどが含まれることになりそうだ。

 その大きな変革のなかで、ニッサン離脱を発表したオリベイラ。次なる戦いの舞台はどこになるのか、気になるところだ。