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中居正広、Kis-My-Ft2との関係性に変化? 師弟から腹を割って話せる兄弟へ

2019年01月04日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 中居正広とKis-My-Ft2の関係性は、圧倒的な師弟から腹を割って話せる兄弟へと徐々に変化を見せているようだ。昨年12月24日から25日にかけて、Kis-My-Ft2が『第44回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(ニッポン放送)の24時間生放送に挑むと、中居がサプライズで登場し、その場を大いに盛り上げた。


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 事前に何も知らされていなかった様子のKis-My-Ft2の7人は、リスナーからの相談電話だと信じていつもどおりに番組を進行。だが、「好きな女の子に歌のプレゼントをしたいのですが、どんな曲にしたらいいですか? うまく歌うにはどうしたらいいですか?」という相談を持ちかけるラジオネーム・コバさん(神奈川県、40代、男性、独身)は、「まじキスマイですか? ウィ? ウィ?」と、かなりクセが強め。


 あまりに「ウィ?」を連呼するため、メンバーも思わず吹き出してしまう。「お酒飲んでます(笑)?」と問いかけて場を和らげようとする玉森裕太、「うまく歌うにはどうしたらいいかですよね?」とやさしく番組を進めようとする北山宏光と、それぞれがトークスキルを発揮するのだが、コバさんこと中居は彼らのペースには全くハマらない。


 さらに「平成最後のクリスマスなので、平成の代表的な曲、みなさんにとって何かな? と思いまして、ウィ?」という振りまで飛び出す。コバさんが“20代の女性に歌を贈りたい“と話していたことを受けて、キスマイメンバーは近年若者に人気なアーティストの名前を並べていくも、「ん~……」と納得のいかない様子のコバさんこと中居。


 ついに、しびれを切らしたように電話を切り、「全く僕らの出てこなかったですね。俺言ったよ? 平成を代表する思い出の曲って! あまりにも出てこなかったから、来ちゃったよ」と、すぐさまスタジオに乱入。もちろん、7人は驚くやら、ホッとするやらで、大ハシャぎ。そして、中居自ら“平成を代表する思い出の曲”として「SMAPで『雪が降ってきた』!」と曲紹介し、リスナーも大喜びなサプライズとなった。


 その後も、「喜んでもらえればなーと思って」と7人に、クリスマスプレゼントをする中居。もちろん、そこは普通のプレゼントとはいかない。メンバーの名字と同じ名前の女優が出演している、7人いわく「手にとるのが中高生以来のDVD」ということで、そこからは男同士のちょっぴり悪ノリトークに花が咲く。


 「俺、ずっとキスマイに言いたかったことがあるんですけど」と切り出した中居は、「“中居さん”の、最初の“な”を濁して言うことがあるんですよ。ちゃんと“なかいさん”って言ってくれればいいんだけれども、“(な)かいさん”、“かいさん”って……ま、僕、敏感な時期だったんですか? たとえば、二階堂が“かいさん、すごいっすよ~”とか。あ、まあ……すごいよなって。返せなかった時期があったのを覚えてる。“かいさん、ヤバイっすよ~”とか! ちゃんと“な”言ってね。頼むね、そこね!」と、自らデリケートな話題に切り込んで笑いを誘った。


 SMAPの曲や、“かいさん”トークを、こんなふうにカラッと明るく男子ノリの延長で話せるのは、Kis-My-Ft2との長い時間をかけて築いてきた関係性があればこそ。そして12月31日放送の『CDTVスペシャル! 年越しプレミアライブ2018→2019』(TBS系)では、宮田俊哉にラジオで話した「下の毛」の話題を再び降ってみせたり、千賀健永の居住エリアを暴露したりと、ギリギリを攻めたイジりを披露。


 そんな中居の無茶振りに食らいつく形で舞祭組はバラエティ力をつけ、また北山は中居の背中を追うようにMC力を高め、そして藤ヶ谷太輔や玉森らは普段はなかなか見せないドギマギする姿をファンに届けることができている。また、彼らを引っ張っていく一方で、中居もどこかで自分自身が解放されるような感覚があるように思う。お互いの愛情交換が見える緩急のついた、中居とKis-My-Ft2ならではのワチャワチャを、2019年も楽しみにしている。(文=佐藤結衣)