トップへ

ななにー「草なぎ剛vs出川哲朗」現場レポート そして稲垣吾郎がYouTuberに!?

2019年01月02日 14:21  リアルサウンド

リアルサウンド

 謹賀新年。2019年は元日から『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)が放送され、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾のファンにとっては楽しい年明けとなった。なかでも、以前から予告されていた『YouTuber草なぎ剛vs出川哲朗 男のリアルガチ7番勝負』の未公開シーンが披露された。


 12月2日放送回で繰り広げられた『7番勝負』は、“ユーチューバー草なぎチャンネル“にも前編・後編でアップされているので、まだチェックしていない方はぜひそちらを先にチェックしていただきたい。


(参考:草なぎ剛、YouTuberに対して“謝罪”


 今回、披露された未公開シーンは、3勝3敗1引き分けというドローという展開が、出川いわく「バラエティとしては最悪な結果」となってしまったのが気持ち悪いということで、最終決着をつけようというもの。最終決戦は、出川が「負けた試しがない」という“あっち向いてホイッ3本勝負“に。


 「最初は……最初は」(草なぎ)、「せーの……せーの……」(出川)と全く息の合わない掛け声からじゃんけんスタート。もちろんふたりは、そんなことを気にしない。それがこの天然かつ天才同士の戦いの醍醐味。真剣な面持ちで草なぎがチョキを出し、出川のパーに勝つと、「あっち向いてホイッ」と右を指差す。すると、出川の顔は斜め左上というなんとも曖昧な方向に。


 これには、草なぎも違和感を持ち「あの、なんか、斜めみたいなのやめてくださいよ(笑)」と注意。「全然! 全然‼」と全く気にしない出川に、再度勝負を挑むも草なぎの指差す方向とは逆の斜め上に。おかしな動きに「今の見てください‼」と猛抗議する草なぎだが、審判のいない勝負のため「ふたりの判断に任せます」というスタッフのジャッジ。


 「それじゃ勝てないっすよ!」、「だめだめだめだめ、イチャモンだわ!」と押し問答をする草なぎ剛くん(44歳)と出川哲朗くん(54歳)。そして、出川の指がかなり怪しげな動きをした結果、1勝をもぎ取る。「キタねぇ~この男!」と全力で叫ぶ草なぎと、ガッツポーズで大喜びな出川の図に、“子どものケンカ“というテロップのツッコミが。その後も、斜め気味な顔振りと、ちょっと遅い指差しは直ることなく、2本先取で出川が勝者となる。どちらが勝ちか、白黒はっきりさせるつもりが、どこかモヤモヤが残る形に。そんな次につながる展開にするのも、彼らが持つバラエティの才能なのかもしれない。


 今回リアルサウンドでは、「目隠しビリビリ対決」「熱々おでんリアクション対決」「スマホベスポジ対決」「似顔絵フェンシング対決」「算数ドリル対決」「熱々味噌煮込みうどん早冷まし対決」「紙風船爆破対決」そして、「あっち向いてホイッ対決」と、すべての対決風景を取材させてもらった。


 草なぎが「出川さんの現場って、いつもおでんの匂いがする」という通り、スタジオは入った瞬間おでん出汁のいい香りが漂い、片隅では温度を調整しながら熱々味噌煮込みうどんも作られていた。スタッフたちの面白くしたいという熱意と、小道具一つひとつに手作りの愛情があふれる。


 本番では「台本なんてクソ食らえ!」と大暴れしていた出川が、着替えのときにフェイスカバーをおとなしく被らされているのもおかしく、スタッフから笑いが溢れると「ドーランついちゃうから」とポツリ。すると、草なぎから「この前エガちゃん(江頭2:50)見たよ」と街で偶然見かけたのにそのまま過ぎ去ったという話が飛び出す。「“なんで声かけないんだー“ってなるよ!」(出川)、「だから言わなかった(笑)」(草なぎ)と微笑ましい会話も。


 “ユーチューバー草なぎチャンネル“を始めて1年。多忙な日々の中で、驚くほどの頻度で更新を重ねてきた彼の努力に拍手を送りたい。そして改めて、狙った企画よりも、何が起こるかわからないゆるさの中にこそ、私たちが見たい草なぎ剛はいるような気がした。若手人気YouTuberから、ベテラン芸人まで。誰とコラボしても、変わらぬ彼の少年性をこれからも動画で発揮していってほしい。


 そして、今度は稲垣吾郎もYouTubeデビューする。稲垣もまた彼が得意とするゴルフを中心に動画をアップするようだが、個人的にはワインなどのうんちくを時間を気にせず語りまくるライブ配信や、眠れない夜に何度も聞けるような稲垣の朗読、そして新プロデューサーに就任した『星のドラゴンクエスト』が上達していくさまを追うゲーム実況なども期待してしまう。それぞれの個性を活かしてこそのYouTube。草なぎ系、稲垣系ユーチューバーなるジャンルができるくらい、彼らの魅力が浸透していくことを楽しみにしている。


(編集部)