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平成最後の大晦日はガキ使『絶対に笑ってはいけない』シリーズで決まり? ネット配信の一気見で“原点”を再発見

2018年12月31日 10:11  リアルサウンド

リアルサウンド

 いよいよ今年も残りあとわずか。待ちに待った年末年始の休暇がやってくる。メディアでは盛んに「平成最後の大晦日」などと特別感をアピールしているが、普段の年の瀬と変わらず、今年の31日ものんびりと自宅でテレビを見るという人も多いことだろう。


(参考:ダウンタウンがJK姉妹エリカ&マリナ指導のもとTikTokデビュー! 松本人志「ギャラ400万円じゃ済まんな……」


 しかし、「平成最後」の発信元の一つだけあって、テレビ業界はよそ行き仕様で例年以上に気合が入っている。大晦日の顔・NHK紅白歌合戦は長きにわたる交渉によりサザンオールスターズを口説き落として出演させ、フジテレビ『RIZIN』では紆余曲折の末に「メイウェザー vs 那須川天心」という超弩級のマッチメークが実現、TBS&テレ朝は番組内容を一新し、それぞれ『SASUKE2018& ボクシング井岡一翔世界タイトルマッチ』と『よゐこ無人島0円生活 6時間半生放送』で再起を狙い、テレ東は生放送も予定している『孤独のグルメ SP』で果敢に攻めに出る。


 そんな多士済々の布陣において変わらぬ存在感を示し、今年も高視聴率が見込まれているのが、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の特番『絶対に笑ってはいけない24時』だ。


 Tokyo FMでかつて放送されていたラジオ番組『放送室』にて、松本人志が「紅白のウラで民放は毎年違うことをやるべきじゃない。ずっと同じことをやって、10年単位くらいで続ければ大晦日の風物詩的なものになってくる」と提言していたのが、今から15年ほど前のこと。その理想通り、2006年からスタートして今年で13回目を迎える『笑ってはいけないシリーズ』は、8年連続で大晦日・民放の視聴率トップに君臨するなど、誰もが認める風物詩と化している。今年も多彩な仕掛けと予想のナナメ上を行く意外なゲストを多数擁し、31日の夜を笑いで彩ってくれるに違いない。


 この『笑ってはいけない』歴代シリーズ16作品が現在、動画配信サービス・Huluにて独占配信中。『笑ってはいけない』シリーズは、2017年のHulu年間視聴者数ランキング(最も観られた作品・バラエティ)で1位に輝くなど、同動画配信サービス内でも高い人気を誇っている。


 今回、大晦日特番としては2006年の『絶対に笑ってはいけない警察24時』から、2016年の『絶対に笑ってはいけない科学博士24時』までが配信。また、年マタギ番組となる以前の『絶対に笑ってはいけない高校(ハイスクール)』(2005年放送)、『笑ってはいけない温泉宿一泊二日の旅in湯河原』(2004年放送)、レギュラー放送内でO.A.された記念すべき第1回作品『絶対に笑ってはいけない温泉宿一泊二日の旅』(2003年)も見られるようになっている。さらには、『笑ってはいけない』の源流ともいうべき『ガキの使い』の大型罰ゲーム企画『松本人志 ひとりぼっちの廃旅館1泊2日の旅』(2001年放送)、『体育館で24時間耐久鬼ごっこ』(2000年放送)も鑑賞可能に。


 これら『笑ってはいけない』の歴史を語る上で欠かせない全16作品を、31日、平成最後の本放送に合わせて “一気見”してみてはいかがだろうか? 初期の頃におけるガキ使メンバーがまだ若かったからこそ出来た過酷で過激な罰の数々、時代を彩る“笑いの刺客”たち、板尾創路・ジミー大西・藤原寛といったお馴染みの刺客たちの変遷などなど……貴重なシーン満載のアーカイブ映像は、一見の価値ありだ。


(こじへい)