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お化け屋敷で相手にときめいた人は半数! 「驚いて抱きついてきた」「手を引いてくれた」体験談にみる“胸キュン”ポイントは?

2018年12月29日 14:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

好きな人とお化け屋敷に行くのは効果的?
高くて揺れる不安定な吊り橋のように緊張や恐怖を感じる場所では、一緒にいる人に恋愛感情を持ちやすくなると言われる「吊り橋効果」。そのような場所では心拍数が上がってドキドキするが、それを恋によるドキドキだと人は錯覚してしまうそうだ。このような条件を満たす場所のひとつが「お化け屋敷」だろう。そのお化け屋敷と男女の心理に関する調査が先日実施された。「吊り橋効果」は本当なのだろうか。

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全国の20~40代の男女500名にティフォンが実施したこの調査では、まず「異性といてどんな瞬間にときめくのか」男女別に聞いた。すると男女共に「密室で二人きりになった」(男性:46.8%、女性:38.0%)がトップに。2位には「目が合った」(男性45.6%、女性37.2%)がランクインし、3位は男性が「たまたま身体の一部が触れた」(40.4%)、女性は「LINEやメールなどの連絡がきた」(34.8%)と男女で分かれた。4位は男女ともに「話が盛り上がった」(男性31.6%、女性33.2%)であり、全体的に見て男女で特に大きな違いはないようだ。つまり、自分がときめくことを異性にすれば、相手も同様にときめく可能性が高いと言えそうだ。

男女ともに「ときめく瞬間」として1位になった「密室で二人きり」のシチュエーション。「お化け屋敷」は密室ではないものの、暗がりが多いので二人きりのような感覚で、さらに一緒にドキドキすることで「吊り橋効果」が期待できる。怖くて寄り添って歩けば自然とスキンシップもとれそうだ。では、実際にお化け屋敷で異性を意識した経験がある人はどの程度いるのか。異性と一緒にお化け屋敷などのホラー施設に行ったことがあると回答した人に、ときめいた経験があるかどうか聞いてみた。すると、「ある(毎回ある・何回もある・ある)」と回答した人は45.0%と、約2人に1人がお化け屋敷などのホラー施設でときめいた経験があることが判明した。


具体例を見てみると、男性では「本当に怖がっているところが、ちょっと守りたくなるような感情をいだいた」(神奈川県・27歳)、「普段はホラーに対して怖がらない彼女が怖がっていた時」(熊本県・26歳)、「彼女からしがみつかれて頼りにされたとき」(山形県・48歳)、「驚いて自分に抱きついてきたこと。 手を繋いでと言われたこと」(福島県・37歳)などの経験談が寄せられた。男性は、単純にお化け屋敷の状況に怖がっている女性の姿にキュンときたという意見が多数あった。また、恐怖から身体を寄せたり、手を繋ぐ、腕や服を掴むなどのスキンシップでドキっとする男性も多かった。

一方、女性では「余りの怖さに足がすくんだときに、手を引いてくれた時」(東京都・43歳)、「怖くて歩けない中、手をとって先頭を歩いてくれた」(東京都・40歳)、「大丈夫と、安心させてくれた」(神奈川県・20歳)、「怖がらない堂々とした態度」(長野県・36歳)といった声が見受けられた。女性は、お化けから身を挺して守ってくれたり、怖さから足がすくんだ時に手を取って導いてくれたりと、怖がる女性をお化け屋敷の中で守るような頼もしさにときめいた人が多い印象だ。また、怖くならないよう「大丈夫だよ」などと女性を安心させる言葉をかける優しい態度も効果がありそうだ。

逆にお化け屋敷などのホラー施設で失敗した経験がある人も。25.6%、約4人に1人はお化け屋敷などに入って失敗したことがあるという。体験談では「大したことないことでも大声を上げてしまって、その自分の大声で周りを驚かせてしまったこと」(新潟県・22歳男性)、「せっかくお金を払って入ったのに怖すぎて大急ぎで出てきてしまった」(東京都・47歳女性)、「泣いてお化け役の人に一緒に付き添ってもらって外まで出た」(愛知県・40歳女性)、「彼氏を置いて逃げたこと」(兵庫県・25歳女性)、「お化けが怖すぎて彼氏を殴ってしまったこと」(大阪府・26歳女性)、「無反応だったとき、リアクションの薄い人だな、って思われた気がした」(神奈川県・27歳男性)など様々な失敗エピソードが集まった。


総合すると「お化け屋敷」でときめいた人は約半数。男性がキュンとするのは、女性が怖がる様子を見たときや、スキンシップを求められたり頼られたとき。女性がキュンとするのは、男性の堂々とした頼りがいのある姿や、優しく安心させてくれる態度や言葉だ。


今やお化け屋敷も進化して、仮想世界と現実世界を融合させたMR(Mixed Reality)技術を使用したものも登場している。そのひとつMRシアター「ティフォニウム」では、体験者はヘッドマウントディスプレイを装着し、「8.5m×4.5m」の空間を最大2名で歩き回り、様々なシーンに遭遇する。自分と同伴者の実際の姿が見えるので、恋人や好きな人と一緒に体験するのにうってつけだ。ちなみに「ティフォニウム お台場」では、2019年1月7日~1月11日に「お化け屋敷と男女の心理に関する調査を見た」とスタッフに伝えると、ホラーアトラクション「コリドール」、ファンタジーアトラクション「フラクタス」両コンテンツ一律500円割引きする(窓口会計のみ)。吊り橋効果やトキメキが期待できる「お化け屋敷」だが、あまりに怖がって失敗しないように気をつけよう。



(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)