トップへ

200年前の服を体験できる「半・分解展」の派生イベント開催、自動採寸によるオーダースーツの着心地体験も

2018年12月28日 19:33  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「半分解展研究所」メインヴィジュアル Image by: 長谷川彰良
フリーモデリストの長谷川彰良による展覧会「半・分解展」から派生した展示会「半分解展研究所」が開催される。場所は渋谷のギャラリー大和田で、会期は2019年1月18日と19日の2日間。

 半・分解展は、100年~200年前の服に直接触れることで、内部構造やパターン設計を知ることができる「衣服標本」や「試着サンプル」などを展示するイベントで、今年6月の開催時は来場者数が6日間で1,000人を超えた。
 今回の展示会は半・分解展と同様に展示品に実際に触ることが可能で、会場には18世紀にフランスで誕生した紳士服「アビ・ア・ラ・フランセーズ」などが並ぶ予定だ。また、長谷川主宰の服づくりの教室「デミデコラボ」で一般的なパターンや縫製に捉われずに製作された服を新たに展示する。自動採寸サービスを用いたオーダーメイドスーツのコーナーでは、着心地について脇の下のパターンや縫製の観点から考えることができる展示にするという。
 期間中に開催されるトークショーは、「技術で服はつくれるか?」をテーマに、パタンナーや針子といった服飾関係の職に就いているゲストとともに技術職の信念や製作にまつわる哲学を掘り下げていく。トークショー終了後はフリータイムを設け、来場者と登壇者が自由に意見交換ができる場を提供するという。また長谷川単独のトークでは、衣服を収集していくなかで感動したことや、服のデザインと製作における抽象性と具現化の関係について語られる。

■半分解展研究所期間:2019年1月18日(金)~1月19日(土)場所:ギャラリー大和田住所:東京都渋谷区桜丘町23-21 2階時間:18日(14:00~21:30)、19日(10:00~20:00)入場料:【前売り】一般3,000円、学生1,500円【当日】一般3,500円、学生2,000円※中学生以下無料、再入場無料■トークショー「技術職が伝えるのは」登壇者:企画デザイナー中溝雪未/モデリスト 風間尚子/パタンナー萩山哲也日時:1月18日(金)19:00~21:00「障がい/育児/そして、パタンナー」登壇者:パタンナーちゃま日時:1月19日(土)12:00~14:00「つらぬきとおす」登壇者:お針子 咲季日時:1月19日(土)16:00~18:00「感動の具現化・技術の抽象化 を 考える」登壇者:衣服標本家 長谷川彰良日時:1月18日(金)18:30~19:00/1月19日(土)11:30~12:00/1月19日(土)15:30~16:00 (全3回)公式サイト、チケット申し込み