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グザヴィエ・ドランも絶賛 アンドリュー・ヘイ監督最新作『荒野にて』予告編&ポスター

2018年12月28日 08:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 『さざなみ』のアンドリュー・ヘイ監督最新作『荒野にて』の予告編とポスタービジュアルが公開された。


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 本作は、母に捨てられ、父を亡くし、突然天涯孤独となった15歳の少年チャーリーが、自分の居場所を探し求める姿を描いた物語。主人公チャーリーを演じたのは、第74回ヴェネチア国際映画祭にてマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞したチャーリー・プラマー。さらに、スティーヴ・ブシェミ、クロエ・セヴィニーら個性派俳優が脇を固める。


 公開されたポスタービジュアルでは、チャーリーと競走馬ピートが旅立つその瞬間が、淡い空模様とともに切り取られており、無垢な少年が広大な荒野の先にある“希望”を求める切実さが写し出されている。


 一方の予告編は、「アンドリュー・ヘイの世界に、ふっ飛ばされた。少年の絶望が、詩のような美しさで滲み出していく―。」というグザヴィエ・ドラン(映画監督)の言葉から始まる。両親を亡くし、追い打ちをかけるように、走れなくなったピートの殺処分が告げられた時、チャーリーはピートを連れ、“自分の居場所を探す旅”に出る。しかし、踏み出した先で直面するのは過酷な“現実”だった。後半では、チャーリーの心の痛みや激情的な涙と、この世界の美しさに触れた笑顔が交互に描き出される。


 北米では今最も勢いがある気鋭スタジオ「A24」が配給したことでも話題の本作、2019年1月よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで開催される『未体験ゾーンの映画たち2019』での特別先行上映も決定している。(リアルサウンド編集部)