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ハースF1、2019年のトップ争いには悲観的「新規則を導入しても、大規模チームが有利なのは変わらない」

2018年12月27日 17:41  AUTOSPORT web

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シーズン終盤戦に入り激しさを増す中団チームの争い
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、2019年に新レギュレーションが導入されても、シーズン序盤からトップチームが中団チームに対し、より大きなアドバンテージを得ることになるだろうと考えている。

 2019年にはF1の空力規則が一部変更されることにより、各チームのマシンには、よりシンプルなフロントウイングと、より幅が広く奥行きのあるリヤウイングが統合されることになる。

 この変更はオーバーテイクを促進して接戦を増やすことになるはずだが、シュタイナーは、少なくともシーズン序盤からメルセデス、フェラーリ、レッドブルというトップ3チームがはるか上位につけるだろうと考えている。

「間違いなく(トップチームが大きなアドバンテージを維持する)リスクは常にある」とシュタイナーはRaceFans.netに語った。

「このような大きな差があったら状況は大して変わらないし、変わる可能性もないだろう」

「なぜなら優秀な人々が高いレベルで仕事をしているところに、さらにリソースが投入されれば、何か間違ったことでもしない限りは他チームより良い仕事ができるはずだからだ」

「だからシーズン序盤には大規模チームと小規模チームの差は大きくなるだろう。というのも、トップに到達するためにはさらなるリソースが必要だからだ。そして彼らはリソースがあるほど、より速くなるのだ」

 ハースはF1で3年目のシーズンとなる2018年、“トップ3チーム以外のトップ”である4位をルノーと争うも、コンストラクターズランキング5位でシーズンを終えた。

 ルノーに匹敵する速さを見せていたハースは、自身のミスや不運により大きくポイントを逃していた。2019年にはハースで3年目のシーズンを迎えるケビン・マグヌッセンによれば、2018年は“向かい風”のような年だったという。

「2018年はうまくいかないことが多くあり、実際にそうだったと感じた」とマグヌッセンは語った。

「いつも向かい風が吹いているような年だった。2019年は少しでも追い風が吹いてくれることを願っているよ」

「うまくいかなかったことが問題だ。そうなったことの責任は取らなければならない。なぜならどんな状況でも、常に違う手を打てるはずだったからだ」

「厳しい状況だったけど、2019年は常にまわりを見て、より良いやり方で何ができるか考えることができるだろう。それが僕たちがやろうとしていることであり、それがより有利な状況に自分たちを置くことになるだろう」

「もう少し追い風が吹くことを願っている。幸運よりも、追い風をね」