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笑顔で空を見上げる草なぎ剛の姿も 映画『まく子』ポスタービジュアル公開

2018年12月27日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2019年3月15日公開の映画『まく子』のポスタービジュアルが公開された。


参考:<a href=”https://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-296811.html”>『来る』評価二分の理由は“二つの先進性の絡み合い”にあり? 中島哲也監督の作風から探る</a>


 原作は、西加奈子が第152回直木賞受賞後、1作目として書き下ろした小説。児童小説では異例の累計55,000部の売り上げを記録した。思春期を生きるサトシの葛藤とコズエとのせつない初恋を軸に、家族を愛しつつも浮気をしてしまう父親、それを知りながら明るくふるまう母親、道ならぬ恋をする若い女性、訳ありの親子……小さな町のどこか不器用な人々の姿を映し出す。


 主人公・サトシを、『真夏の方程式』で福山雅治演じる湯川と心を通わせる少年役だった山﨑光が演じる。謎の転入生・コズエを演じるのは、新星・新音(にのん)。そして、旅館を切り盛りするサトシの母・明美役で須藤理彩、女好きなダメな父親だけれど、息子の成長を陰ながら見つめ背中を押す父・光一役で草なぎ剛が出演する。『くじらのまち』の鶴岡慧子が監督を務めた。


 公開されたポスタービジュアルは、思春期を生きるサトシと空に向かって美少女コズエが撒いている姿、そしてサトシの父親・光一と母親・明美や、小さな町で生きる人々の姿が。「大人になりたくない僕が恋をした不思議な少女。彼女がまく奇跡に世界は美しく輝き出す―」とキャッチコピーが添えられている。


 映画を鑑賞した原作者の西からもコメントが到着。西自身も特別に思い入れのある本作が映画化されたことについて、「明日へ、そして次の世代へと繋がっていく“再生”の象徴としての『撒く』という行為が、映画の中で、はっとするくらいみずみずしく、鮮やかに描かれていて、思わず涙しました」と喜びのコメントを寄せている。


※山崎光の「崎」は「たつさき」が正式表記


(リアルサウンド編集部)