トップへ

AKB48、乃木坂46、欅坂46……『NHK紅白歌合戦』出場アイドルの2018年を振り返る

2018年12月27日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 12月31日放送の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)。当日の歌唱楽曲も発表され、オンエアも目前に迫ってきた。本稿では、数多くの出演者よりAKB48、乃木坂46、欅坂46を紹介。彼女たちによる1年間の活動を振り返りつつ、当日の見どころをおさらいしたい。


(関連:AKB48×乃木坂46×欅坂46×IZ*ONEがコラボする意義


■AKB48が取り組んだ“世界”へのアプローチ


 2018年は、AKB48にとって“世界”へのアプローチに取り組んだ年となった。彼女たちは6月16日まで『第10回AKB48 世界選抜総選挙』を開催。グループ恒例の『選抜総選挙』が10回目を迎えたことを記念して、日本国外のAKB48グループを含め、過去最多の339名が立候補した。また、今夏には韓国のオーディション番組『PRODUCE 48』より、日韓合同アイドルグループとしてIZ*ONEが結成。IZ*ONEには、AKB48グループより宮脇咲良、本田仁美、矢吹奈子が参加している。両グループとも、来年はさらなるグローバル展開が期待されそうだ。


 AKB48が今回披露するのは、「恋するフォーチュンクッキー」。彼女たちは例年、およそ3曲のスペシャルメドレーを歌唱しているが、今年予定されているのは一曲のみ。この選曲は、来年にグループからの卒業を発表した指原莉乃の門出を祝してのことだろう。「恋するフォーチュンクッキー」は、2013年8月リリースの32ndシングル表題曲で、指原にとって初のセンター楽曲だ。当日のオンエアでは、彼女がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。記念すべきステージで覗かせる表情にも注目してみてほしい。


■乃木坂46が迎えた“循環の季節”


 乃木坂46は、2018年に大きな“循環の季節”を迎えた。同グループからは今年、結成当初よりその中核を担ってきた1期生の生駒里奈や若月佑美らが卒業。これまで数多くの楽曲でセンターを務めてきた西野七瀬も、年内をもって卒業となる。その一方、12月3日には新たに加入する4期生メンバーをお披露目する『お見立て会』を開催。彼女たちが来年以降の乃木坂46をどのように盛り上げていくのかを見守りたい。


 乃木坂46が歌唱するのは、「帰り道は遠回りしたくなる」。同楽曲は、11月14日リリースの22ndシングル表題曲で、西野にとって最後のセンター曲だ。その中盤には、センターと別のメンバー1名が向き合い、お互いを想いながら旋転する振り付けが用意されている。これまで、同楽曲を歌番組で披露した際には、西野とともに若月、秋元真夏らがそのポジションを担当してきた。また、12月20日開催の『アンダーライブ全国ツアー2018 ~関東シリーズ~』では、同日でグループを卒業した川後陽菜が、センターの北野日奈子とともにターンを披露。今回のオンエアでは、どのメンバーが西野に想いを寄せるのだろうか。


■欅坂46が乗り越え続けたグループの“課題”


 欅坂46は2018年、ひたすらに“課題”を乗り越え続けた。彼女たちは、4月6日から3日間にわたり『2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』を開催。同ライブには、これまでの全シングル表題曲でセンターを務める平手友梨奈が、スケジュールの都合により出演せず。そのため、残されたメンバーが代打でセンターの役割を果たすなど、大きな挑戦に臨む機会となった。また、8月7日には、今泉佑唯がグループで初の卒業発表。それに続いて、米谷奈々未と志田愛佳もそれぞれ卒業を明らかにした。2019年は、欅坂46にとって喜ばしいニュースが舞い降り続ける1年になってほしい。


 欅坂46が披露するのは、「ガラスを割れ!」。同楽曲は、3月7日リリースの6thシングル表題曲で、ロックサウンドを基調に攻撃的な歌詞を前面に押し出している。彼女たちのパフォーマンスはもちろんだが、それ以上に気になるのが、総合司会を務める内村光良とのやり取りだ。内村は大の欅坂46ファンを公言しており、昨年の『紅白歌合戦』では、4thシングル表題曲「不協和音」をコラボパフォーマンス。その後も、3月4日放送の『シブヤノオト』(NHK総合)での再会を通じて仲を深めているだけに、メンバーが持つ素の表情を引き出してくれるのかもしれない。


 どのグループも三者三様の個性を発揮するだろう『紅白歌合戦』。オンエア当日まで、彼女たちのパフォーマンスが今年一番のものになることを楽しみに待ちたい。(青木皓太)