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ウィメンズブランド「カオン」がワールドに商標譲渡、デザイン業務に専念

2018年12月25日 22:03  Fashionsnap.com

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2019年春夏コレクションのアイテム Image by: カオン
米山薫が手掛けるウィメンズブランド「カオン(Kaon)」が、10月1日付けでワールドに商標権を譲渡した。2019年春夏シーズンからワールド傘下のフィールズインターナショナルが生産から販売、営業までを行う。

 カオンはデザイナーの米山薫が前身のウィメンズブランド「フィービー(Phoebe)」を経て、2003年にスタート。アイコニックなパールやリボン、フリルを使ったアイテムが人気を集めている。
 今回の譲渡はこれまで生産管理から販売まで手掛けていた米山がデザインに専念するためのもので、今後はフィールズインターナショナルの持つプラットフォームを活用し、展開アイテムの拡大を目指す。販路は引き続きセレクトショップなどへの卸が中心だが、ECサイトの開設も予定しているという。
 2019年春夏シーズンはトップス(2万5,000円~3万8,000円)、ボトムス(3万5,000~4万8,000円)、ドレス(2万7,000~4万3,000円)などを展開。2019年秋冬シーズンでは上質なカシミヤ混のコートを製作する予定で、これまで生産の制約で展開していなかったアイテム作りにも積極的に取り組むという。また、春夏と秋冬シーズンに加えて新たにプレコレクションを発表し、展示会は年4回ペースで行う。なお、商標権譲渡に際し、株式の売却などは行っていない。