映画『BOY ERASED』が『ある少年の告白』の邦題で4月から公開される。
2016年に発表されたガラルド・コンリーの回顧録をもとにした同作は、アメリカの田舎町に牧師の父と母の1人息子として育った大学生のジャレッドを主人公にした作品。自分は男性のことが好きだと気づいたジャレッドに対し、両親は同性愛を「治す」転向療法への参加を勧めるが、ジェレッドは自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ある行動を起こすというあらすじだ。
主人公ジャレッドを演じるのは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で20歳にして『アカデミー賞』助演男優賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズ。ジャレットの両親役をラッセル・クロウ、ニコール・キッドマンが演じているほか、共演者にグザヴィエ・ドラン、シンガーソングライターのトロイ・シヴァン、フリー(Red Hot Chili Peppers)らが名を連ねる。
監督は『ザ・ギフト』以来、2作目の長編監督作となり、『ある少年の告白』ではプロデューサー、監督、脚本、出演を務めているジョエル・エドガートン。同作は『第76回ゴールデングローブ賞』で主演男優賞、主題歌賞にノミネートされている。