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Travis Japanは“自らを追い込む系ジャニーズJr.”? ガチすぎるYouTube企画に見る7人の魅力

2018年12月24日 10:11  リアルサウンド

リアルサウンド

 ジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネル“ジャニーズJr.チャンネル“では、SixTONES×Snow Manの初コラボ動画を皮切りに、Sexy美少年やHiHi Jets、Travis Japanもユニット内クリスマスプレゼント交換会の様子の動画をアップ。楽屋で使えるリラックスアイテムや、ちょっぴり贅沢な美容グッズ、センスが光る洋服に、AIスピーカーといった最新家電など、それぞれが今欲しいものをセレクトしていることから、基本的にはハズレなしのほのぼのとした会になっている。だが、Travis Japanの動画は、なぜか黄金の全身タイツ&バニーガールにラバーマスク姿という他にはない雰囲気のエンディングに。そう、彼らは自らを追い込む系ジャニーズJr.なのだ。


(参考:SixTONES&Snow ManがYouTubeで初コラボ “兄弟感”あふれる2組、プレゼント交換の行方は?


 Travis Japanは、川島如恵留、七五三掛龍也、吉澤閑也、中村海人、宮近海斗、松倉海斗、松田元太の7人組グループ。マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』で振付師を務めたトラヴィス・ペインによって選抜されたメンバーで、2012年に結成。その後、何度かメンバー入れ替えを経て現在の7人体制となったものの、その根幹には一貫してダンスへの情熱がある。


 呼吸するかのごとく華麗なアクロバットを決める川島、ベビーフェイスで小悪魔的な魅力を放つ七五三掛、ダンス経験の浅さをカバーするべく人一倍努力した吉澤、人懐っこい笑顔でTravis Japanのムードメーカーとなっている中村、そして抜群の演技力とダンスで魅了する宮近、そしてしゃかりきダンスでファンを楽しませる松倉&松田の松松コンビ。


 1人ひとりが与えられたミッションを全力でこなすことから、バラバラに先輩たちのバックにつくことも少なくなかった。それにも関わらず、7人でのステージではハイレベルなシンクロダンスを披露するのは、彼らの持つ“追い込まれ力“の賜物かもしれない。


 Travis Japanの動画は、開設当初から異彩を放っていた。ヌルヌル相撲に、白塗りモノマネでジャニーズの先輩たちを真似ていくなど、かなり攻めた内容だ。もはや、それ自体がジャニーズアイドルでいえば罰ゲームクラス。それゆえに、本当に罰ゲームとなれば建物の7階に相当する高さ22メートルからのバンジージャンプになってしまう。


 怖がる吉澤は飛ぶ決心が付くまで「時間がかかるかも」と言いつつ、メンバーのカウントダウンにしっかりと応える男気を見せる。だが、その感動もつかの間「こんなの余裕でしょ」と中村と七五三掛が追い込む。いざジャンプ台に登ってみると「怖い」と口ばかりになった中村と、本当に余裕で飛んでみせる七五三掛のバランスの良さも、Travis Japanらしい。


 また、Travis Japanの真の魅力は、本当に追い込まれたメンバーを決して見捨てないというやさしさにある。その魅力が感じられる動画が、『【命がけ極限クイズ】全員正解するまでジェットコースター降りれません!』だ。


 タイトル通り、ジェットコースターに乗り込んで、全員がクイズに正解できるまで帰れないというもの。だが、いざ挑んでみると、想像以上に勢いよく走り抜けるコースターからは出題されたクイズがよく見えずに大苦戦。3回、4回と回数を重ねるごとにヘロヘロになりながらも、視力に自信のあるメンバーが「後ろに行くよ」と率先して席を譲ったり、間違えたメンバーの回答にボケを挟んで場を和ませたりと実に甲斐甲斐しい。


 回答は一斉に口答で叫び、1人ずつ何と言ったのかを確認していくもの。ズルをしようと思えばできなくもないのに、ごまかしは一切なし。そんなガチでピュアな7人だからこそ、応援せずにはいられないのだろう。ダンスのキレの良さに加えて、そんな彼らの動画にかける本気も、ぜひ注目してほしい。


(佐藤結衣)