マイボイスコムが今年発表した調査によると、直近1年間、インターネットショップで衣料品を買った人は3人に1人に上るという。ネットショップは、いつでもどこでも簡単に買うことができるだけでなく、「リアル店舗だと店員さんに話しかけられてウザい」、「色んな人がベタベタ触った服は欲しくない」と、購買時の心理的煩わしさも取り除いてくれる利点がある。
とはいえ、ネット通販にも良い面ばかりではない。12月19日の『ナカイの窓』(日本テレビ系)では、菊地亜美さんとバカリズムさんが服をネット通販で買う際の不満を語った。(文:石川祐介)
バカリズムは写真のシチュエーションに不満「その服着てオープンカフェ行かないから!」
まず、菊池さんは「モデルが細すぎて参考にならない」と指摘する。
「例えば、小さく注意書きで、『このモデルさんは165センチ、XSを使用しています』と書いてあるんですよ。165センチでXSなんて、すごい特殊な方じゃないですか?」
一般的にレディースのXSは、身長147~153センチとされている。165センチなのであればLサイズが妥当なため、165センチのモデルがXSの服を着こなしていても、一般女性にとっては何の参考にもならなそうだ。
菊池さんは続けて「M(サイズ)っぽい女性モデルにしてほしい」とも要望。標準体型の人に着てもらわないと、着丈や袖丈、布の余り具合など、着用時のディテールが想像しにくくなるというのは、男女問わず頷ける。
バカリズムさんはネット通販の不満として「モデルの勝手な着こなし」を挙げた。
「僕が気になってるシャツを着てるモデルが、その服の全部の写真で腕まくってるんですよ。基本見せろや。お前の着こなしなんてどうだって良い」
自分が欲しい服にアレンジを加えてしまったため、その服のベースがよくわからなくなってしまうという訳だ。さらに「俺が欲しいシャツは黒なんですけど、白はまくってないんですよ」とも言及。自分の欲しい色だけ腕をまくっていることにやりきれなさがあったようだ。
エンジンがかかったバカリズムさんは「ひどいやつは、俺が着たい服でオープンカフェでお茶飲んでる。その服着てオープンカフェ行かないから!俺、オープンカフェで英字新聞読まないから!」と写真のシチェーションに対しても不満をあらわにしていた。
ネットでは2人の主張に対し、「ネット通販のモデル細すぎて、買ったはいいが自分が着るとふっとく見える服とかあるもんなあ」「すんごいよくわかる」など、賛同する声が寄せられていた。