全日本F3選手権の合同テストは12月20日、鈴鹿サーキットで走行初日のセッション1、セッション2が行われ、1日目は午前のセッション1で宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がマークした1分51秒856が最速となった。
7人の外国人ドライバーを含め、22人がすでにエントリーしていた全日本F3選手権恒例のオフの合同テスト。走行初日となった12月10日の朝にはB-MAX RACING TEAMの30号車には新たに藤波清斗が登録され、23人が参加することになった。
薄曇りとなった午前9時からのセッション1は、序盤からカローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sの31号車をドライブした小高一斗、さらにルーカス・アウアー(B-MAX RACING AND MOTOPARK F3)、サッシャ・フェネストラズ(B-MAX RACING AND MOTOPARK F3)、ハリソン・ニューウェイ(B-MAX RACING AND MOTOPARK F3)、河野駿佑(HubAuto F318)といったところが少しずつタイムアップしていく。
そんななか、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sは序盤32号車を小高が、31号車を宮田がドライブするが、セッション途中にマシンを交換。宮田が31号車を、小高が32号車をドライブする。同セッティングでの比較をすることでふたりともに気付くことも多かったという。
午前は最終的に、32号車で宮田がマークしていた1分51秒856が最速。一方2番手につけたのは、今回のテストでB-MAX RACING TEAMの30号車に登録された笹原右京がつけた。午前はわずか13周しかドライブしなかった笹原だが、「まだフィーリングをつかみ切れていない状況」で出たタイムで、伸びしろも多く、セッション3以降にも期待をもたせるタイムをマークしている。