トップへ

IMSA:可夢偉、アロンソに続きコンウェイもデイトナへ。18年優勝の5号車キャデラック陣営入り

2018年12月20日 11:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2019年デイトナ24時間への参戦が決定したマイク・コンウェイ(中央)と小林可夢偉(左)
マスタング・サンプリング・レーシングの名で5号車キャデラックDPi-V.Rを走らせるアクション・エクスプレス・レーシングは12月19日、2019年1月末に開催されるロレックス・デイトナ24時間でのドライバーラインアップを発表。TOYOTA GAZOO Racingの一員としてWEC世界耐久選手権を戦うマイク・コンウェイの加入を明らかにした。

 トヨタでは小林可夢偉と7号車トヨタTS050ハイブリッドをシェアするコンウェイが、デイトナ24時間優勝を目指すフェルナンド・アロンソと可夢偉のライバルとして立ちはだかる。

 コンウェイの加入を伝えたマスタング・サンプリング・レーシングは2018年IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦の舞台となったデイトナで、ニッサンR91CPが保持していた歴代最多周回数を更新して総合優勝を飾ったチームだ。

 その母体であるアクション・エクスプレス・レーシングは、5号車キャデラックとともにウェレン・エンジニアリングの支援を受ける31号車キャデラックDPi-V.Rを走らせており、同車は2018年のシリーズチャンピオンを獲得。コンウェイも長距離レースで起用される第3ドライバーとして戴冠に貢献している。

 そんなコンウェイは2019年、フィリペ・アルバカーキとジョアオ・バルボサをレギュラードライバーに登録している5号車キャデラックの布陣に加わることに。デイトナではクリスチャン・フィッティパルディを加えた4名体制で自身初優勝とチームの連覇を狙う。

「2019年もアクション・エクスプレスからロレックス・デイトナ24時間に復帰できることをとてもうれしく思うよ!」とコンウェイ。

「マスタング・サンプリング・レーシングに加わり、ジョアオ(・バルボサ)、クリスチャン(・フィッティパルディ)、フィリペ(・アルバカーキ)と一緒にドライブするのを楽しみにしているんだ」

「僕は過去に彼らと一緒に仕事をしていて、その結果からも分かるとおりチームの能力はとても高い。だからこそ彼らとデイトナに行きたいと思うんだ」

「まだ手にしていないトロフィーを家に持ち帰れることを願うよ」と抱負を述べた。

 また、チームマネージャーを務めるゲイリー・ネルソン氏は、コンウェイを「強力なチームプレイヤー」と評した上で次のようにコメントしている。

「我々はデイトナで連覇を達成するための準備に熱心に取り組んでいるが、そのなかでマイク(・コンウェイ)をふたたびチームに呼び戻すことができてうれしく思う」

「我々は来月末のデイトナ24時間に向けた準備を続け、その最終確認の場であるロア・ロレックス24(公式テスト)でデイトナに戻るのを楽しみにしているんだ」

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦デイトナ24時間は、2019年1月4~6日に行われる公式テストを経て1月24~27日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される。